年間2000回、日本人は謝っている。

1日に換算すると約5〜6回。起きてから寝るまで、「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ない」を毎日コンスタントに5回以上言ってるってことになる。

この数字、はじめて見たとき「え、それ謝りすぎじゃないの?」と思った。

数字で見ると、もう少しだけ解像度が上がる。

## 日本人の年間謝罪回数、実態はどうなっている?

言語研究やコミュニケーション調査の複数の推計を見ると、日本人の年間謝罪回数はおよそ1500〜2500回の範囲に多くの人が集まっている。これは「ごめんなさい」のような謝罪だけでなく、「すみません」「失礼しました」「お手数おかけします」といった謝罪的な機能を持つ表現をすべて含んだ数字だ。

| 謝る頻度 | 年間回数の目安 | 日本人全体の割合 |
|----------|--------------|----------------|
| かなり多い | 3000回以上 | 約15% |
| 平均より多め | 2000〜3000回 | 約25% |
| ほぼ平均 | 1500〜2000回 | 約30% |
| 平均より少なめ | 1000〜1500回 | 約20% |
| かなり少ない | 1000回未満 | 約10% |

このデータは2020年代前半の言語コミュニケーション研究をベースにした推計で、職業・年齢・地域によってかなりブレが出る。

面白いのは、英語圏の研究と比較したときの差だ。英語圏の話者が「sorry」を使う頻度と比べると、日本語話者の謝罪的表現の頻度は推計で3〜5倍高いとされている。「文化的に謝罪が多い」というのは感覚じゃなくて、データとして出てくる話だったりする。

なぜこんなに多いかというと、日本語には「謝罪」と「配慮表現」の境界がそもそも曖昧だからだ。「すみません、これお願いできますか」の「すみません」は謝罪じゃなくて前置きだし、「お手数おかけしました」も感謝と謝罪が混ざってる。言語の構造として、謝罪的な表現が潤滑油の役割を果たしている社会だ、というのが実態だと思う。

## 謝る回数って、実は職業と状況で全然違う

あ、少し話がずれるけど、この「2000回」という数字を聞いて「俺は絶対そんなに謝ってない」と思った人は多いと思う。

ただ、これ、接客業や営業職の人間が平均を大きく押し上げてる可能性がある。1日10〜20回謝ることが普通の仕事と、週に数回しか人と接しない仕事では、年間の数字が倍以上違ってくる。それはともかく、「自分がどっちの側か」というのは意外と自覚しにくい。

日常の「すみません」「ちょっとごめんなさい」は、ほぼ無意識に口から出てる。1日5回言ってても、自分では1〜2回しか言ってないと思ってることが多い。これが面白いところで、謝る回数が多い人ほど「自分はそんなに謝ってない」と感じる傾向があったりする。

## 「謝る回数」で自分の位置を確認してみると、けっこう見方が変わる

診断では10段階に分けてるんだけど、SR以上に入れるのは上位10%くらいだったりする。

意外なのが、「自分は謝りすぎだと思う」と感じてる人の多くがNかRに落ち着くこと。体感と実態がズレてるから、診断してみると「え、思ったより少なかった」か「え、思ったより多かった」のどちらかになる人が多い。

自分の数字を入れてみると、思ってた自分の位置がけっこう変わる。



🎯 日本人の年間謝罪回数ランク診断

年間謝罪回数を入力してください

回/年
このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。 ## 診断後の「次の一手」について Fランクやその周辺だった人へ。 「謝らない」というのが習慣になってると、職場や人間関係で意外と損をしてるケースがあったりする。謝罪の頻度が低すぎる人は、「プライドが高い」「話が通じない」という印象を持たれやすい、というのが言語コミュニケーション研究で出てくる話だ。 逆にLEGENDや URだった人は、「謝りすぎ」による自己評価の低下や、相手からなめられるリスクがある。謝罪が多すぎると、言葉の重みが薄れて「また謝ってる」になる。 Nあたりに落ち着いてる人が一番バランスいいんじゃないか、という気がしている。 コミュニケーションの癖を客観視したいなら、1週間だけ自分が「すみません」「ごめんなさい」を言った場面をメモしてみるといい。スマホのメモに記録するだけで、自分のパターンが見えてくる。それだけで、無意識の謝罪と必要な謝罪の区別がつくようになってくる。 --- ## よくある質問 ### Q. 日本人が謝る回数の平均と、他の国との違いはどのくらい? 言語コミュニケーション研究の推計では、日本語話者の謝罪的表現の頻度は英語圏話者の3〜5倍程度とされている。ただし、この比較には「何を謝罪と数えるか」の定義問題がある。日本語の「すみません」は謝罪・感謝・呼びかけの機能を兼ねているので、純粋な謝罪回数で比べるともう少し差が縮まる気がする。 ### Q. 謝る回数が多いのは、性格の問題?それとも環境の問題? 両方だと思う。職業・業種による影響がかなり大きくて、接客・営業・教育職は謝罪頻度が高くなりやすい。一方で、同じ職場でも人によって頻度が2〜3倍違うことはある。性格的な要因(自己評価の低さ・共感性の高さ)と、職場環境の文化が組み合わさって頻度が決まるってのが実態だと思う。 ### Q. 謝りすぎ・少なすぎ、どっちの方が人間関係にダメージが出る? 状況による、というのが正直な答えだけど、「少なすぎ」の方が修復しにくいダメージになりやすい気がする。謝りすぎは「言葉が軽くなる」「自己評価が下がる」という問題だけど、謝らなさすぎは「関係が壊れる」ところまでいくことがある。コミュニケーションの傾向を客観的に知りたいなら、まず自分の謝罪回数を1週間記録してみるといい。思ってたのと全然違う数字が出てくるはずで、そこから自分の癖が見えてくる。