厚労省が「1日8000歩を目標に」と言い始めてもう何年も経つ。で、日本人の実態はというと、6744歩だった。
目標まで1256歩足りない。これが令和元年の国民健康・栄養調査の答えだったりする。
数字で見ると、もう少しだけ解像度が上がる。
日本人の1日平均歩数はいくら?
厚生労働省の令和元年 国民健康・栄養調査によると、成人の1日平均歩数は6744歩。厚労省が掲げる目標値は男性9000歩・女性8000歩で、現実はその目標を1000〜2000歩以上下回っている。
| 歩数帯 | 内訳のイメージ |
|---|---|
| 10000歩以上 | 上位約15% |
| 8000〜9999歩 | 上位16〜30% |
| 6000〜7999歩 | 中間層(平均帯) |
| 4000〜5999歩 | 下位30〜45% |
| 4000歩未満 | 下位約20% |
このデータ、正直ちょっと見方が変わる数字だと思う。「6744歩って普通じゃないの?」と思った人は、たぶん目標がどこにあるかを意識してなかったパターン。
コンビニ往復・駅のホームを歩く・オフィス内を移動する、それを全部合わせて6000歩台がリアルな日本人の1日だったりする。デスクワーク中心になった2010年代以降、ずっとこのくらいの水準をうろうろしてる。リモートワークが普及してからは、さらに下がった人も多いはず。
なぜ目標との差が埋まらないのか
厚労省の目標は「健康維持に必要な活動量」を逆算して設定している。つまり6744歩という平均は、慢性的に運動不足ゾーンにいる国民が大半、という話になってくる。
それでもこの差が縮まりにくい理由はけっこうシンプルで、日本の都市構造がそもそも「座って移動する」ように設計されてるからだと思う。車社会の地方では4000歩台の人がザラにいるし、東京でも電車通勤さえなければ5000歩を切ることはそんなに珍しくない。意識して歩こうとしないと、自然には届かない目標値になってる。
意外なのは、通勤がある人とない人で1日2000〜3000歩くらい変わってくること。リモートワーク導入後に健康診断の結果が変わった人がいる背景に、この差がある気がする。
自分の歩数、上位何%?
診断では10段階に分けてるんだけど、SR以上に入れるのは上位25%くらいだったりする。
意外なのは、「まあまあ動いてるかな」と思ってた層がCかDに落ちるパターンが多いこと。毎日歩いてる感覚があっても、実際の歩数を計測してみると6000歩以下だった、というのはよくある話だったりする。
自分がどこに位置するか、数字を入れると一瞬でわかる。
🎯 日本人成人の1日あたりの歩数ランク診断
1日あたりの歩数を入力してください
「俺、エレベーター派の日常だった笑」ってXに貼るだけで会話が始まるやつ、これがそれだと思う。
歩数を増やすより先に、今の状態を把握する
Dランクだったとして、それはたぶん生活習慣の問題でも意志の弱さでもない。単純に「記録してなかった」だけだったりする。
歩数を増やそうと思ったとき、いきなり「毎日1万歩」を目標にすると3日で終わる。現実的な最初の一手は、今の歩数を1週間記録して平均を出すこと。そこからプラス1000歩、というのが続く改善の入り口になる。
スマートウォッチやフィットネスアプリで歩数を記録し始めると、自分のパターンが見えてくる。どの日が少ないのか、何時間座りっぱなしになってるのか、がわかると動かし方の工夫が具体的になる。
よくある質問
Q. 6744歩という平均は男女どちらの数字?
厚生労働省の令和元年調査によると、男性が6793歩・女性が5832歩で、成人全体の平均が6744歩程度になる。男性のほうが1000歩近く多い傾向があり、これは通勤での移動距離や職種の違いが影響してる部分が大きい気がする。女性はパートタイム勤務や在宅が多い層で下がりやすく、平均の内訳としてはわりと開きがある。
Q. 中央値と平均値、どちらを目標にすべき?
健康目標として使うなら、平均値よりも厚労省が設定している8000〜9000歩を基準にするほうが意味がある。平均6744歩というのは「多くの日本人がそこにいる」という事実であって、「それが健康的」という意味ではない。中央値はさらに低い可能性があって、平均や中央値を目標にすると、慢性的な運動不足ゾーンで完結してしまう実態がある。
Q. Dランク以下から歩数を増やすには何から始めればいい?
いきなり目標歩数を設定して頑張るより、まず1週間計測だけするフェーズが効果的だったりする。計測してみると「火曜と水曜が特に少ない」「午後2時から夕方まで動いてない」という具体的なパターンが見えてくる。そこに1000歩だけ足す工夫(1駅前で降りる、昼に外へ出る)を1つだけ入れると、習慣として定着しやすい。フィットネスアプリやスマートウォッチを使うと、記録が自動になって続きやすくなる。
