残業、今月何時間したっけ。

なんとなく「俺、多い方かな」と思いながらも、周りもみんなそんな感じだし、と流してきた人、けっこういると思う。そのぼんやりした感覚、数字で見るとちょっと見え方が変わったりする。

統計を引くと、そのあたりの実態が少しリアルになる。

## 日本人の平均残業時間はどれくらい?

厚生労働省の毎月勤労統計調査(2023年)によると、一般労働者の月間残業時間の平均は**24時間前後**。週換算だと約6時間。つまり毎日1時間ちょっと、という計算になる。

| 残業時間(月) | おおよその割合 | 目安 |
|---|---|---|
| 0〜10時間 | 約30% | ほぼ定時退社 |
| 11〜30時間 | 約35% | 平均帯 |
| 31〜60時間 | 約25% | 多め |
| 61時間以上 | 約10% | かなり多い |

正直、「24時間か、思ったより少ないな」と感じる人もいると思う。ただこれ、パートや短時間労働者も含めた数字だから、フルタイムの正社員に絞るともう少し上がる。業種でも全然違って、建設・運輸・情報通信系は平均を大きく上回るし、医療・介護も同様。同じ「日本人の平均」でも、業種によっては別の世界の話だったりする。

グラフで見ると、分布が右に長く伸びるかたちになっている。0〜20時間帯に最も人が集まって、そこからじわじわ減っていくんだけど、60時間超の層がそれなりにいる。上位10%への壁が急勾配というより、残業ゼロに近い人と月60時間超の人が同じ社会で普通に存在している、という二極化の実態があるのが正直な感想だったりする。

## 「平均24時間」の何が問題か

24時間という数字を実生活に置き換えると、平日に毎日1時間強、帰宅が20時〜21時になる計算。それが毎月続く、というのが現実としてある。

週5日フルで働いて、さらに毎日1時間残業。趣味や家族との時間、副業や自己投資の余白はどこで作るのか、という話になってくる。「それが普通でしょ」と慣れてしまってる人もいるし、逆に「うちの職場の残業は全然そんなもんじゃない」と思う人もいる。どちらの感覚も、たぶん正しい。

## あなたはどのランクに入る?

診断では残業時間を10段階に分けている。NやRあたりが一番人口が多いゾーンで、SR以上に入れる人は上位30%くらい。意外なのは「俺は平均ちょっと超えくらいかな」と思ってた人がCやDに分類されるパターンが多いこと。自分の感覚と統計上の位置がずれてるケースがわりとある。

自分の数字を入れてみると、思ってた位置とけっこう違うかもしれない。



🎯 日本人労働者の残業時間ランク診断

残業時間を入力してください

時間/月
「俺、〇〇だった笑」ってXに貼るだけで会話が始まるやつ、これがそれだと思う。 ## 診断したあとの話 Eランクあたりだったとして、それをそのまま「仕方ない」で閉じるか、何かを変えるかで1年後がかなり変わってくる。 今すぐ転職しなくていい。まず「今の自分の市場価値が他の会社でどう見られるか」を知るだけでも、現状の見え方が変わる。転職サービスに登録するだけで、同業種・同年代の求人年収帯と残業時間の実態が見える。今の職場が業界的に見て普通なのか、それとも外れ値なのかが、登録するだけで把握できたりする。 SRやUR以上だったなら、今の環境は客観的に恵まれている可能性が高い。ただ、それが今の会社だけの話なのか、自分のスキルや立場がそうさせているのかは別の話だったりする。副業や次のキャリアステップを考えるとき、外から見た自分の価値を一度確認しておくと、判断の軸が太くなる。 残業時間が多すぎると思った人も、少ない人も、「自分の今の立ち位置を知る」という意味では同じスタートラインに立てる。 --- ## よくある質問 ### Q. 残業時間の平均と中央値、どちらを目安にすればいい? 平均は24時間前後だけど、中央値はもう少し低く15〜18時間程度になる。残業ゼロの人から月100時間超の人まで含めて平均を取ると、多い層に引っ張られて数字が上がる。実態として「日本人の半分くらいは月20時間以下で働いている」と考えると、平均24時間は「標準」ではなくやや多い側に引っ張られた数字だと思う。自分の位置を測るには中央値の方が現実感がある。 ### Q. 残業時間は業種によってどれくらい違う? 厚生労働省のデータで見ると、情報通信・建設・金融系は月30〜40時間台が珍しくない一方、教育・福祉系や一部サービス業では10時間台も多い。同じ「会社員」でも業種で2〜3倍の差が出ることはある。「平均24時間より多い俺はおかしい」ではなく、業種の水準と照らし合わせてみると、自分の環境の当たり外れが見えてくる気がする。 ### Q. 残業が多いランクから抜け出すには何から始めればいい? いきなり転職じゃなくていい。まず「今の残業量が業界水準と比べてどうか」を知るところから始めると、動きやすくなる。転職サービスで求人を眺めるだけでも、同業種で残業が少ない会社が実際にどのくらいあるかが見えてくる。「この職種・業界ならこのくらいが普通」というデータが手に入るだけで、今の職場への見方も交渉の話もしやすくなる。無料登録だけで求人票の残業時間が確認できるので、試してみる価値はある。