転職回数、自分は多い方なのか少ない方なのか、わりと気になってる人多いんじゃないかと思う。

「転職3回はさすがに多い?」「逆に1回もしてないのって、もったいない感じがする?」——こういう問いって、なんとなく頭の片隅にあるんだけど、実際に数字で確かめた人は少ない。リクルートワークス研究所の調査を見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。

日本人の転職回数、実際どのくらい?

リクルートワークス研究所の全国就業実態パネル調査(2023年)によると、就業者全体の平均転職回数は2.3回

思ってたより多い、と感じた人も、思ってたより少ない、と感じた人も両方いると思う。

転職回数割合(概算)
0回(転職経験なし)約40%
1〜2回約35%
3〜4回約17%
5回以上約8%

こうして見ると、転職未経験者が全体の4割を占めているのが正直意外だった。「みんな転職してる時代」というイメージがあったけど、実態としてはまだ初職に留まっている人も多い。

平均が2.3回なのに0回が最多というのは、分布が右に引っ張られてる——つまり、転職を重ねてきた人が平均を押し上げているという構造だったりする。「5回以上」の層がいるだけで平均はぐっと上がる。統計の平均って、こういうトリックがある。

この数字を実生活に置き換えると、30代で2社目か3社目、というのがリアルな日本人の等身大の転職歴ということになる。「転職=珍しいこと」でもないし、「転職しまくり=不安定」でもない、という認識が少しずつ広がってきている、というのが最近の体感だったりする。

「転職回数が多い=不利」はもう古い?

ちょっと話がずれるけど、転職回数に対する印象って10年前と今でかなり変わった気がする。「石の上にも三年」みたいな感覚でいた世代と、「3年いたら次を考えろ」と言われて育った世代では、そもそも前提が違う。

それはともかく、転職回数より重要なのは「何を得て動いたか」という中身の話で、同じ3回でも「なんとなく嫌で辞めた」と「スキルアップを狙って動いた」では市場での評価がまるで違ってくる。

診断では10段階に分けてるんだけど、SR以上に入れるのは上位20%くらいだったりする。意外なのは、「自分は転職しすぎた」と思ってる人がN〜Cに収まるケースが多いこと。逆に「まだ1回しかしてない」という人がEやDに出て「もう少し動いてよかったかも」と感じるパターンもある。

実際に数字を入れてみると、思ってた自分の位置がけっこう変わる。

🎯 日本の就業者の転職回数ランク診断

転職回数を入力してください

「俺、転職巧者だった笑」ってXに貼ってる人のランク、ちょっと気になるやつじゃないかと思う。

診断結果の次に考えること

Eランクだったとして、それは「転職してない」という事実でしかない。「動いてこなかった=損した」でも、「ずっと同じ会社にいる=安定してる」でもなく、単純に今の自分の位置がわかった、というだけの話だったりする。

ただ、もし「転職を考えたことはあるけど動けてない」という状態なら、まず外の求人を見るだけで選択肢の解像度が上がる。登録するだけで今の自分の市場価値の目安がわかるし、見るだけで退会もできる。

転職3回以上のSR〜LEGEND層なら、次は「転職回数の多さをどう説明するか」の戦略の話になってくる。dodaのような転職エージェントは職務経歴書の整理も一緒に相談できるから、転職歴が多めの人ほど使う価値があると思う。


よくある質問

Q. 転職回数の「平均」と「中央値」はどう違う?

平均は2.3回だけど、中央値(ちょうど真ん中の人の数字)はおそらく1〜2回の間に収まる。転職を多く重ねた一部の人が平均を引き上げているため、「自分は平均より多い」と感じても実際には大多数と同じ位置だったりする。0回が全体の約40%を占めている事実を踏まえると、「転職してない人が実は最多数派」というのが実態だと思う。

Q. 転職回数が多いと採用で不利になる?

一概にそうとは言えない、というのが正直なところ。業界・職種によって許容される転職回数は全然違う。ITエンジニアやクリエイティブ職では3〜5回でも問題視されないケースが多い一方で、金融・公務員系では2回でも「多い」と見られることがある。回数より「各社でどんな実績を作ったか」の説明の方が採用担当者には刺さる、というのが実態だったりする。

Q. DランクからRランクに転職回数を上げるには何をすればいい?

転職回数を「増やす」ことを目的にしてしまうとだいたい失敗する。まず外の市場で自分がどう評価されるかを知ることが先で、そのためには求人を見るだけでもかなり解像度が上がる。dodaなどに登録すると、今の自分のスキルセットに対してどのくらいの年収帯のオファーが来るかが見えてくる。「動くべきか留まるべきか」の判断は、外の情報を持ってから考えるといい。