残業が多いのは自分だけじゃないよな、って思いながら帰ってる人、けっこういると思う。共働きで、お互い疲れて帰ってきて、家事も育児も待ってる。「みんなどうやって回してるんだろ」と思ったことが一度はあるんじゃないか。

UAゼンセンの調査を引くと、その実態が少し数字になって見えてくる。

共働き正社員の年間残業時間、実際どれくらい?

UAゼンセンが2025年6月に実施した「組合員の生活実態と意識調査2025年」によると、共働き正社員の年間残業時間の平均はおよそ192時間。月換算にすると16時間、週に4時間ほど。

数字だけ見ると「思ったより少ない」と感じる人もいるかもしれない。ただ、これは平均値で、分布がかなり広い。月に40時間以上残業してる人と、ほぼゼロの人が同じデータに混ざってる。

年間残業時間の目安月換算割合(目安)
0〜60時間未満月5時間未満約20%
60〜120時間未満月5〜10時間約22%
120〜200時間未満月10〜17時間約25%
200〜300時間未満月17〜25時間約20%
300時間以上月25時間以上約13%

このデータは2025年6月実施の調査に基づいている。

グラフで見ると、ゼロ付近に固まった層と、200時間超の層の間に、じわっと広がった中間層がいる形になってる。「自分は平均くらい」と思ってても、実際に計算すると思ったより多い、というパターンがわりと多い。

月16時間を生活に置き換えると、平日2〜3日、1時間以上余分に会社にいるってこと。共働きで、その時間は誰かが家を回してる時間でもある。数字以上に、生活の重みがある。

共働きだと残業がじわじわ重くなる理由

同じ年間200時間の残業でも、独身と共働きでは全然意味が違う。帰ったら夕飯の支度が残ってて、子どもの寝かしつけがあって、翌朝は早起きしてお弁当を作る。その前提で200時間残業すると、どこかで必ずしわ寄せが来る。

UAゼンセンの調査でも、「残業が多いと感じる」と回答した共働き世帯は、単身世帯より高い割合で出ている。数字は似てても、生活への影響が違うってのが実態だと思う。

子育て期(30代前半〜40代前半)に残業時間が増えるパターンも多い。ポジションが上がって責任が重くなる時期と、子育てのピークが重なってしまう。ここで残業をコントロールできてるかどうかで、数年後の体の状態がかなり変わる。

あ、話がずれたけど、本題の診断に戻る。

自分の残業ランクはどこ?

診断は10段階で、SR以上に入れるのは年間残業が平均より抑えられてる上位30%くらいの話になる。意外なのは、「自分は普通くらいかな」と思ってた人がCやDに落ちるケースが多いこと。月の残業時間を12倍して年換算すると、案外多い。実際に数字を入れてみると、感覚とのズレがわかる。

🎯 共働き正社員の年間残業時間ランク診断

年間残業時間を入力してください

時間

このランク名、なんか職場の人に見せたくなるやつだと思う。

診断した後、どうする?

Dランク以下だったとして、それは今の職場での話でしかない。残業が多い理由が「仕事量が多い」なのか「仕事の進め方に問題がある」なのかによって、次の手が変わってくる。

会社の構造的な問題なら、交渉より環境を変えるほうが早い。転職サイトに登録するだけで、同じ職種の残業時間目安が求人票に出てることがある。まず外の相場を見るだけでいい。

Nランクあたりで「このままでいいか悩んでる」人は、今すぐ動く必要はないけど、外の求人を定期的にウォッチしておくといい。いざとなったときに情報ゼロより全然動きやすい。

SRより上だった人は、その働き方を続けられる環境を作れてる、ということだったりする。転職するにしても今の環境を守るにしても、市場価値を数字で確認しておくと判断がしやすい。

dodaで残業が少ない求人を確認してみる


よくある質問

共働き正社員の年間残業時間の平均と中央値、どっちが実態に近い?

平均は192時間前後だけど、中央値はもう少し低くなる、というのが実態に近い気がする。分布が右に広がってる(残業が多い人が引き上げてる)形なので、中央値のほうが「多数派がいる場所」を示してる。UAゼンセンの2025年6月調査をベースにしてるけど、業種・職種によってかなり差がある。

年間200時間の残業は「多い」の?「普通」の?

上の分布表で見ると、年間200時間前後は全体の中でいうと「やや多め」の層に入る。月換算で17時間弱。共働きで家事・育児が加わると、体感的にはもっとしんどい数字になる。「普通かな」と思いながら続けてると、気づいたときには疲弊してる、というパターンが多いのが正直なところ。

残業をCランクからSRに減らすには、何から手をつければいい?

今の残業の原因が「量の問題」か「職場の文化」かを切り分けるのが最初の一手だと思う。量が多いなら仕事の断り方や優先順位の整理で変えられる余地がある。文化の問題なら、自分でコントロールできる幅が狭いので、外の環境を探したほうが早い。dodaで「残業月10時間以内」の条件で絞ると、同職種でどれくらい求人があるか確認できる。