電気代の明細を見て「あ、また上がってる」と思うか、ちゃんと把握して管理できてるか。そのどっちかで、毎月の光熱費はけっこう変わってきたりする。

統計を見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。

単身者の月間光熱費、実際いくら?

総務省の家計調査(令和5年)によると、単身世帯の月間光熱費の平均は約1万円(電気・ガス・水道の合計)。

「そんなもんか」と思うか、「意外と高い」と思うか、たぶん分かれる。

月間光熱費だいたいの割合
5,000円未満約10%
5,000〜8,000円約20%
8,000〜12,000円約35%
12,000〜18,000円約25%
18,000円以上約10%

分布を眺めると、8,000〜12,000円に最も人が集まってる。ここが「ふつうの単身者の光熱費」のゾーンだと思う。

実際、平均1万円という数字は電気・ガス・水道をまとめた話で、電気だけで見ると5,000〜7,000円くらいが多い。ガス使いの人はそこに2,000〜3,000円が乗ってくる感じ。水道は意外と安くて、単身なら1,500〜2,000円あたりに収まることが多い。

で、正直しんどいのは、2022年以降のエネルギー価格の上昇がまだ完全に落ち着いてないこと。5年前の感覚でいると、「そんなに使ってないつもりなのに明細が思ったより高い」という状態になりやすい。1万円という平均も、数年前より2,000〜3,000円は上がってるというのが実態だったりする。

電気・ガス・水道、どこで差がつく?

あ、話がずれるけど、地域差がけっこう大きい話をしておきたい。

北海道や東北の冬の光熱費は、同じ単身者でも1.5万〜2万円を超えることがある。暖房費がそのまま乗ってくるから。一方、沖縄は暖房がいらないぶん、真冬でも8,000円前後に収まることが多い。「日本人の平均1万円」は、地域ごとの事情を全部ひとまとめにした数字だということを念頭に置いておくといい。

それはともかく、差がつくポイントは「エアコンの使い方」と「電力会社・プランの選択」のふたつで、ほぼ9割説明できる気がする。冷暖房のつけっぱなし、古い設定温度の習慣、あと電力自由化後も新電力に乗り換えてない、このあたりが「なんか毎月高い」の正体だったりする。

自分のランクはどのへん?

診断では10段階に分けてる。SR以上に入れるのは上位20%くらいで、「毎月明細をチェックする人」あたりから上の話になる。LEGENDの「光熱費ゼロを目指す人」はもう別次元の話として、意外と「エアコン消し忘れがち勢」のDランクに落ちる人が多いのがリアルだったりする。「自分はそんなに使ってない」と思ってた人がCやDに出るパターン、けっこうある。

自分がどこに位置するか、数字を入れると一瞬でわかる。

🎯 単身者の月間光熱費(電気・ガス・水道合計)ランク診断

月間光熱費(電気・ガス・水道合計)を入力してください

万円/月

このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。

診断結果で変わる、次の一手

Dランク以下だったとして、それは今の生活習慣の話でしかない。仕組みを変えれば、来月から数字は動く。

まず試す価値があるのは電力プランの見直し。新電力への乗り換えで月500〜1,000円は変わることが多い。電力比較サイトに郵便番号と月間使用量を入れるだけで、今より安いプランが出てくる。登録も無料で、切り替えの手続きも10分くらいで終わる。

Cランクくらいなら、エアコンの設定温度を1〜2度変えるだけでも月200〜400円は変わってくる。冷房なら28度、暖房なら20度が消費電力の観点で効率がいいと言われていて、体感的にもそこまで我慢感はない。

SR以上だったなら、次は太陽光・蓄電池・オール電化の方向に視野が広がってくる。賃貸だと難しいけど、将来的に住まいを変えるなら光熱費コストも判断軸に入ってくる。

よくある質問

Q. 単身者の光熱費の「平均」と「中央値」はどう違う?

平均が1万円とはいえ、冬に2万円を超える人が平均を引き上げてる側面がある。実態として、真ん中の人(中央値)は9,000円前後くらいに収まることが多い。極端に高い月が何人かいるだけで平均は上がるので、「自分は9,000円だから平均以下」と感じてる人でも、実は上位40〜45%に入ってる可能性がある。

Q. 光熱費を抑えるなら電気とガスどっちを先に見ればいい?

単身者の場合、金額インパクトが大きいのは電気。ガスはIHやオール電化に切り替えない限り選択肢が少ないけど、電気は今すぐプランを変えることができる。プラン見直しで月1,000円変わることもある。ガスは調理や給湯の頻度が低い単身者ほど比重が小さくなるので、まず電気から手をつけるのが現実的だと思う。

Q. DランクやEランクから、光熱費を下げるには何から始めればいい?

一番効果が出やすいのは「使用量の把握」から始めること。電力会社のアプリや、電力比較サービスに登録すると、毎月の使用量グラフと節約シミュレーションが見られるものが多い。自分がどれだけ使ってるかがわかるだけで行動が変わることが多く、まずそこから始めるといい。電力比較サービスは無料で使えて、乗り換えるかどうかは後から決められる。