二人暮らしの生活費、都市部と地方でどれくらい違うのか知ってる人、意外と少ない。同じ「2人世帯」でも、家賃だけで月5万円以上の差が出ることもある。
統計を見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。
2人世帯の月間生活費はいくら?
総務省の家計調査(令和5年)によると、2人以上世帯の月間消費支出の平均は27.5万円前後。ただし、これは食費・住居費・光熱費・交通費・教育費などを全部含んだ数字だ。
| 月間生活費(合計) | 世帯割合(目安) |
|---|---|
| 15万円未満 | 約10% |
| 15〜20万円 | 約15% |
| 20〜25万円 | 約20% |
| 25〜30万円 | 約20% |
| 30〜35万円 | 約18% |
| 35万円以上 | 約17% |
このデータ、正直見るまで「みんな20万くらいで暮らしてるんじゃ?」と思ってた。実際は30万円台の世帯もかなりいる。
分布の形を見ると、25〜30万円のゾーンに集中しながらも、上に向かって意外と裾野が広い。35万円以上の世帯が約17%というのは、「うちは多いほうかも」と感じてる人が想像以上に実在するってことだと思う。
27.5万円という数字を生活に置き換えると、家賃8万・食費6万・光熱費2万・通信費1.5万・交際費2万、で残り8万円くらいを残費と貯蓄で分ける感じになる。都市部だとこれで「ぎりぎり普通」くらいの感覚。
地域によってこんなに変わる
同じ「2人世帯」でも、住んでいる場所で実態がかなり変わる。
| エリア | 月間生活費の目安 |
|---|---|
| 東京23区 | 32〜38万円 |
| 政令市(大阪・名古屋等) | 27〜33万円 |
| 地方中核都市 | 22〜28万円 |
| 地方(郊外・農村) | 18〜24万円 |
差を生む最大の要因は住居費だ。東京23区で2LDKを借りると月15万円超えも普通にある。同じ広さの部屋が地方なら6〜8万円で借りられる、というのは誇張じゃない。
あ、話がずれたけど、住居費以外にも地域差はある。食費は意外と都市部のほうが安かったりする。スーパーが競合してるから。ただ、外食やレジャー費は都市部が高い。トータルで見ると地域差は月5〜15万円くらいの幅になる、というのが実態だったりする。
関東内でも東京と埼玉・千葉では家賃相場が3〜5万円変わる。職場が都心なら郊外に住んで交通費で少し埋める、という選択をしてる2人世帯は多い。
「うちの生活費、多い?少ない?」
27.5万円を「普通」だと思ってる人、結構いると思う。でも実際は、30万円台も珍しくなくて、逆に20万円台前半でやれてる世帯もある。
診断では10段階に分けているんだけど、SRゾーン(上位15%くらい)に入れるのは、生活費を抑えながらも質を保ててる世帯に限られる。意外なのは、「うちはそこそこ節約してるつもり」と感じてる世帯がNかCに分類されるパターンが多いこと。
自分たちの数字を入れてみると、思ってた位置からけっこうずれる。
「俺ら、〇〇だった笑」ってXに貼ると、同棲してる友達からすぐ反応が来るやつ、これがそれだと思う。
じゃあ、どうする?
Dランク以下だったとしても、それは「家計の管理ができてない」のとは別の話だったりする。単純に支出が見えていないだけのケースが多い。
まず家計を「見える化」するところから始めると、何にいくら使ってるか一目でわかって、削れるところが見つかる。食費か外食か光熱費か、どこが膨らんでるかは世帯ごとに全然違う。
マネーフォワード MEは銀行・カード・電子マネーを一括で連携できて、2人で同じ家計を見られる設定もある。無料で使い始められるし、登録するだけで自分たちの支出パターンがグラフになる。
SRゾーンにいるなら、次は「固定費の見直し」より「余剰資金をどう動かすか」の話になってくる。今の生活費が安定してるなら、そこから積み立てNISAやiDeCoにまわす仕組みを作ると、5年後にかなり差が出る。
よくある質問
Q. 2人世帯の生活費の「平均」と「中央値」って違うの?
平均は外れ値(生活費が極端に高い世帯)に引っ張られやすい。総務省の家計調査(令和5年)によると平均は27.5万円前後だけど、中央値はもう少し低くて24〜25万円台という推計がある。「普通の2人暮らし」をイメージするなら中央値のほうが実感に近い、という気がする。
Q. 家賃を含めるかどうかで平均がかなり変わるって本当?
本当。家計調査の「消費支出」には住居費(家賃・管理費)が含まれているけど、持ち家世帯はここがほぼゼロになる。賃貸世帯に限定すると月間生活費の平均は30万円超になるケースが多い。持ち家・賃貸を混在させた数字が「27.5万円」なので、賃貸で暮らしてる2人世帯は「平均より高くて当然」だったりする。
Q. Dランクから生活費を月2〜3万円削るには何から手をつければいい?
固定費から見直すのが現実的だと思う。スマホの料金プラン・サブスクの棚卸し・保険の見直し、この3つだけで月1〜2万円削れるケースは珍しくない。変動費(食費・外食)は削ろうとするとストレスが先に来るので、固定費を先に切るのが長続きする。まず家計アプリで支出を一覧にしてみると、「これいつ契約したっけ?」というサービスが1〜2個は見つかると思う。マネーフォワードで連携しておくと毎月自動で集計されるから、確認の手間がなくなる。
