友達と買い物に行くと、金銭感覚のズレがたまに出る。
「これ安くない?」って言ってTシャツ5枚まとめ買いしてる子と、「今月もう服代使いすぎた」って言って何も買わずに帰る子が同じグループにいたりする。どっちが平均に近いか、実はあんまり想像がつかない。
統計を引くと、思ってたより現実は手厳しかったりする。
日本人女性の月間ファッション費、実際どのくらい?
総務省の家計調査(2023年)によると、日本人女性の被服及び履物費は月平均約5,500円前後というのが実態だったりする。年間にすると6〜7万円ほど。
「思ったより少ない」と感じる人もいるし、「意外と使ってる」と焦る人もいる。
| 月間ファッション費 | 割合のめやす |
|---|---|
| 〜2,000円 | 下位20%前後 |
| 2,000〜5,000円 | 中間〜やや下 |
| 5,000〜8,000円 | 中間(ここが最頻値帯) |
| 8,000〜15,000円 | 上位30%前後 |
| 15,000円以上 | 上位10%未満 |
ただこの数字、単純に受け取ると実態を誤読する。
というのも、家計調査は「世帯」ベースの集計で、単身・子育て世帯・共働き世帯が混在している。実際の分布を見ると、下の帯(月2,000円以下)にかなりの人が集まりつつ、上位帯には数万円使う層が引き上げているという、かなり偏った形になっている。「平均5,500円」というのは、ほとんどの人が実際に使ってる金額より少し高め、という可能性があったりする。
あ、話がずれたけど、つまりこの数字は「自分は平均よりちょっと多い気がする」という感覚がわりと正しい、ということでもある。
年代・ライフステージで、ここまで変わる
ファッション費が特に揺れるのは、ライフイベントのタイミングだったりする。
就職直後は「仕事着を一から揃える」フェーズがあって、スーツ・通勤服・バッグ等の出費がいっきに増える。この時期は月1〜2万円台になる人もわりと多い。
結婚・出産を経ると、優先順位が変わる。育児用品・保育料が家計に入ってきて、自分の服はいつの間にかセール品かユニクロに落ち着いてた、という展開になりがち。この層が月2,000〜4,000円帯を押し上げている。
一方、子育てがひと段落した40代以降や、独身でキャリアも安定した層は「ちゃんとしたものを長く使う」方向にシフトして、1点あたりの単価は上がりつつ点数は減る、という使い方になる傾向がある。
| ライフステージ | 月間めやす |
|---|---|
| 就職・社会人初期 | 8,000〜20,000円(初期投資あり) |
| 子育て中 | 2,000〜4,000円(優先度低下) |
| 独身・安定期 | 5,000〜12,000円 |
| 50代以降 | 3,000〜8,000円(点数減・単価増) |
グラフで見ると、20代後半〜30代前半の山と、40代以降の緩やかな再上昇、という2段構造になってることが多い。真ん中の子育て期だけ急激に落ちるのが、「自分のためにお金を使えない」期間の長さをそのまま反映してる気がして、ちょっとしんどい数字だなと思う。
「SR以上に入れるのは上位15%くらい」という話
この記事の診断は10段階に分けているんだけど、SR以上に入れるのは月8,000〜10,000円以上を継続して使えてる層、つまり上位15%くらいの話になる。
意外なのは、「自分はそこそこ服が好きで、わりと使ってるつもり」という人が診断するとNかCに落ちるケースが多いこと。セール時に2〜3点まとめ買いして「今月は使った」と思っても、月平均に直すと大したことなかった、というパターンがけっこうある。
どのランクに出るか、実際に数字を入れてみるといい。
🎯 日本人女性の月間ファッション費ランク診断
月間ファッション費を入力してください
このランク名、なんか友達に送りたくなるやつじゃないかと思う。
診断したあと、どうするか
Nランクあたりだったとして、それは「普通」というより「服への優先度がそこまで高くない」という現実だったりする。別に悪いことではないんだけど、「もう少し自分のために使いたい」と思ってるなら、月の予算を「先に決める」だけで行動が変わることが多い。
余ったら服を買う、じゃなくて「今月は洋服に3,000円まで使っていい」と決めてから動くと、セールの衝動買いより満足度が高くなったりする。
DランクやEランクだった場合、それは節約の結果なのか、単純に優先度が低いだけなのか、どっちかを一度確認してみる価値はある。服の管理・着回しを仕組みで解決したいなら、ファッションレンタルサービスを試す手もある。月額で複数アイテムを回せるので、「買うほどじゃないけど気分を変えたい」タイミングにはコスパがいい選択肢だったりする。
SRやSSR以上だった人は、すでにワードローブへの投資意識がある層だと思う。次のステップは「点数を増やす」より「質を上げる」方向に移りやすい。フリマアプリを使った循環型の管理(買う・売るをセットにする)が、支出を抑えながら上質なものを手元に置ける一番現実的な方法だと思う。
よくある質問
日本人女性のファッション費の「平均」と「中央値」、どっちを参考にすればいい?
総務省の家計調査における平均は上位の高額支出者に引き上げられているため、「自分の位置感覚」をつかむなら中央値のほうが実態に近い。推定では中央値は平均より1,000〜2,000円ほど低い数字になる可能性がある。実態として、「月5,000円以下でも中間くらい」という感覚はわりと正しかったりする。2023年の家計調査ベースの数字なので、物価上昇が続く今は多少上振れしてるかもしれない。
服代が「多い・少ない」の判断基準って何?
収入に対する比率で見るのが一番わかりやすい。手取り月収の2〜4%前後がファッション費に当てている人が多い、というのが体感的な感覚。手取り20万円なら4,000〜8,000円が「感覚的に普通」の帯になる。それより明らかに多い場合は趣味の域に入ってるし、ゼロに近い場合は「なんか買えてないな」という状態を放置してることが多い。
Dランク以下だった人が服代を少し増やすには何から始めればいい?
「買いたいけど迷って結局買わない」が続いている人は、月の上限額を先に決めることから始めるのが一番効果がある。予算があると逆に「何を選ぶか」という思考が生まれて、満足度の高い買い物になりやすい。フリマアプリで売ることとセットにすると、出費ゼロに近い形でワードローブを循環させることができる。まず手放すものを決めてから次の1点を選ぶ、という順番で動くといい。
洋服代の記事を読んだなら、食費の平均や美容費の平均も気になるんじゃないかと思う。似たような感覚のズレが出てくる数字だったりする。
