シャワー派か湯船派か、毎日どっちで入ってる? そのどっちを選ぶかで、日本人の中での「入浴時間の位置」がけっこう変わってくる実態がある。

実際の数字を見ると、もう少しリアルな輪郭が見えてくる。

日本人の平均入浴時間はどれくらい?

NHK放送文化研究所が2020年に実施した国民生活時間調査によると、日本人が1日に入浴・シャワーに使う平均時間は約13分

思ったより短いと感じた人、正直そこそこいると思う。

入浴時間目安割合(推計)
5分以下3分シャワーで終わり約15%
6〜10分シャワー+洗髪約25%
11〜20分湯船+洗髪約35%
21〜30分しっかり湯船派約17%
31分以上お風呂が趣味レベル約8%

この数字、実生活に置き換えると「13分」って湯船に浸かるには若干短い。シャワーだけで洗髪・洗顔まで済ませるとちょうどそのくらい、という感じだと思う。つまり平均的な日本人は、毎日湯船に浸かっていないというのが実態だったりする。

で、ここがちょっと面白いポイントなんだけど——あ、話がずれた——要するに「平均=湯船派」ではないということだ。

なぜ平均が13分に収まるのか、背景を少し。共働き世帯の増加・帰宅時間の遅さ・ユニットバスの割合が高い都市部の住環境、このあたりが「とりあえずシャワーで済ます」を後押ししてる。2020年時点のデータだけど、コロナ禍でリモートワークが増えた時期と重なっていて、在宅時間が増えたわりには入浴時間がそこまで延びていないのが正直意外だった。

入浴時間と生活満足度の関係

これ、データで直接比較できるわけじゃないんだけど、体感として「湯船に浸かる時間がある日とない日」で翌日のしんどさが変わる感覚、ある人は多いと思う。

睡眠研究の文脈でも「就寝90分前の入浴で深部体温が下がり、寝つきが改善する」という話はわりと有名な話になってる。逆に言うと、3分シャワーで終わらせてる層は、睡眠の質の面で損してる可能性がある。

ただ、忙しい日に20分湯船に浸かるのがキツい、というのも全くわかる。「時間がない」じゃなくて「そこに使える気力がない」という夜がある、というのが実態に近い気がする。

自分の入浴スタイル、10段階で確かめてみる

この記事の診断では入浴時間を10段階に分類してる。SR以上に入れるのは上位15%くらいで、LEGENDはもう「湯船が人生の一部になってる人」の領域。

意外なのは、「自分は普通に毎日お風呂入ってる」と思ってた人がCかDに落ちるパターンがそこそこある、ということ。シャワーのみだと時間は意外と短く計測されるから。

自分の数字を入れてみると、思ってた位置とけっこうずれることがある。

🎯 日本人全体の入浴・シャワー時間ランク診断

入浴・シャワー時間を入力してください

分/日

このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。

診断結果を踏まえて、次に何をするか

Dランク以下だった人へ:今すぐ湯船を復活させようとしなくていい。まず「今日のシャワーを2分だけ延ばす」くらいの粒度で十分だったりする。睡眠の質を上げたいなら、入浴時間より就寝前のスマホ時間を減らす方が先、という考え方もある。

N〜Cランクだった人へ:週に2〜3回だけ湯船にする「ハイブリッド型」に切り替えると、生活満足度が変わる可能性がある。毎日じゃなくていい、という設定にすると続きやすい。

SR以上だった人へ:すでに入浴に時間を使えてるなら、次は質の話になる。入浴剤・照明・温度管理あたりで体感がかなり変わる。マットレスや寝具との組み合わせで、睡眠の改善効果が出やすくなる。

入浴時間を増やすというより、今の習慣を少しだけ調整するという発想の方が、長続きする。睡眠の質が気になっている人は、睡眠時間の平均と日本人の位置も合わせて見てみるといい。


よくある質問

Q. 日本人の平均入浴時間の「平均」と「中央値」は違う?

平均は約13分だけど、中央値は少し低く10〜11分程度と推計される。これは「30分以上じっくり入る人」が平均を上に引っ張るから。グラフで見ると右寄りの分布になっていて、実態としては「10分前後で終わらせてる人が最も多い」というのが正直な印象だったりする。NHK放送文化研究所の2020年調査が出典。

Q. 湯船とシャワー、どっちを優先すればいい?

目的次第で変わる。疲労回復・睡眠改善なら湯船(40度前後・10〜15分)が効果的と言われてる。時短なら3〜5分シャワーで十分。両方を毎日やろうとすると続かないので、「平日はシャワー、週末は湯船」くらいの設定にすると現実的に回りやすい気がする。

Q. 入浴時間を増やして睡眠を改善するには何から始めればいい?

まず就寝1〜2時間前に入浴する習慣を固めるのが最初の一手だと思う。時間は10分でも効果が出る。それ以上を狙うなら寝具の見直しが次のステップになる。マットレスや枕を変えた人の体感レポートを見ると、入浴だけより組み合わせた方が睡眠の質が上がりやすいというのがわかる。睡眠アプリで自分の睡眠スコアを記録し始めると、入浴との相関が数字で見えてきておもしろいことになる。