共働きで、家のことを「ちゃんとやれてる」と思ってる夫婦、意外と少ない気がする。どっちかがしんどい思いをして、でも言い出せなくて、なんとなく空気が重くなる——そういう話、周りでよく聞く。

総務省の社会生活基本調査(2021年)のデータを見ると、そのあたりの実態が数字でわかってくる。

30代共働き夫婦の週間家事時間、実際どのくらい?

総務省の調査によると、30代共働き夫婦の週間家事時間は、妻が平均25時間前後、夫が平均6〜8時間というのが実態だったりする。

合計すると1週間でおよそ30〜33時間。1日あたりにすると4〜5時間という計算になる。フルタイムで働きながら、毎日4時間以上家事をこなしている——数字にすると、けっこうしんどい。

家事担当週間家事時間(平均)1日あたり
妻(共働き・30代)約25時間約3.6時間
夫(共働き・30代)約7時間約1.0時間
夫婦合計約32時間約4.6時間

※総務省 社会生活基本調査(2021年)をもとに算出

この数字を見て「うちの夫は1時間もやってない」と思った人、けっこういるんじゃないかと思う。逆に「25時間も?うちはもっと少ない」という人もいるかもしれない。

なぜこんなに差が開くのか

正直に言うと、夫婦間の家事時間の格差は「やる気の問題」よりも「構造の問題」のほうが大きかったりする。

たとえば、育児が絡むと一気に数字が変わる。子どもがいる共働き夫婦の場合、妻の家事+育児時間は週40時間を超えることもある。仕事と合わせるとほぼ2つ分の仕事をしている計算で、これが長続きするわけがないというのが率直な感想だ。

あと、家事の「見えにくさ」という問題もある。ゴミ出しや洗い物は目に見えるけど、献立を考える・ストックを管理する・保育園の連絡帳を書く、みたいな「頭の中でやってる家事」は数字に乗ってこない。実態はもう少ししんどいはずで、25時間という数字はどちらかというと控えめな可能性がある。

あ、話がちょっとずれたけど、要するにこの差は意識の問題じゃなく、仕組みが整っていないから生まれているという話だ。

自分たちはどのくらい?ランクで確認してみる

診断では10段階のランクに分けているんだけど、「仕組み化で回してる夫婦(UR)」以上に入れるのは上位15%くらいの話だったりする。

意外なのは、「うちはわりとやれてる」と思ってた夫婦が診断するとCかDに出るケースが多いこと。夫婦どちらか一方の主観で「バランス取れてる」と思っていても、合計時間や分担比率で見ると偏りが出てることがある。実際に数字を入れてみると、感覚とのズレがわかる。

🎯 30代共働き夫婦の週間家事時間ランク診断

週間家事時間を入力してください

時間/週

このランク名、パートナーに見せたら会話が始まるやつだと思う。

診断結果を受けて、次の一手

Cランク以下だった夫婦へ

今の分担が「なんとなく」で決まってる場合、まず可視化するだけでかなり変わる。家事リストを書き出して、それぞれが何をやっているか一覧にしてみると、「俺意外とやってた」「え、これ全部私だったの」という発見が出てくることが多い。

家事シェアアプリを1本入れるだけで、お互いの認識のズレが数字で見えてくる。責める材料を作るんじゃなくて、「仕組みを変える」ための会話の入口として使うといい。

NからRランクだった夫婦へ

大きな偏りはないにしても、どちらかが「まあいいか」と飲み込んで成立している可能性がある。週1回、担当と時間を見直す「家事会議」を5分だけやる習慣を作ると、長期的にバランスが安定しやすい。

SR以上だった夫婦へ

仕組みがある程度できているなら、次は効率の話になる。時短家電(食洗機・ロボット掃除機・乾燥機能付き洗濯機)の導入で週3〜5時間は削れる、というのが実際に試した人の感覚だったりする。家事時間を減らして、その時間を2人の時間に変えるという発想で選ぶといい。


よくある質問

30代共働き夫婦の家事時間、平均と中央値はどう違う?

総務省のデータでは平均値として妻25時間・夫7時間程度が出ているが、中央値はこれより少し低い傾向がある。家事を非常に多くこなす層が平均を引き上げているため、「多くの人がやっている時間」としては平均より中央値のほうが実態に近いことが多い。体感的には、妻20〜22時間・夫5〜6時間あたりが「普通の共働き夫婦のリアル」な気がする。

夫の家事時間が少ないのは意欲の問題?

意欲より「気づき」と「仕組み」の問題のほうが大きかったりする。家事の種類や頻度が明文化されていない家庭では、やる側が全部把握してやる側になり、やらない側はそもそも何が必要かを認識できないという構造が生まれやすい。「手伝う」の意識から「担当を持つ」の意識に変えるだけで、行動量が変わるケースがかなりある。

Dランクの夫婦が家事分担を改善するには何から始めればいい?

感情的な会話より先に「見える化」が最初の一手だと思う。まず1週間、それぞれが何をやったかをメモするだけでいい。そのリストを並べると、担当のムラが一目でわかる。家事シェアアプリ(OurHome・toiroなど)を使うと記録が続きやすく、お互いの貢献が可視化されるので「やってるのに気づかれない」という不満も減る。まず記録から始めて、そこから分担の再設計に進むといい。