猫を飼い始めてから、友達と話すと飼育費の感覚がけっこうバラバラだったりする。「うちは月2万くらいかな」という人もいれば、「1万以下で余裕」という人もいて、正直どっちが普通なのかよくわからなくなる。
数字で見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。
猫の年間飼育費、実際はいくら?
ペットフード協会の令和5年調査によると、猫1頭あたりの年間飼育費の平均は約16万円。月換算すると1万3千円ほどになる。
| 年間費用 | 割合(目安) |
|---|---|
| 5万円未満 | 約10% |
| 5〜10万円 | 約20% |
| 10〜20万円 | 約40% |
| 20〜30万円 | 約20% |
| 30万円以上 | 約10% |
分布を見ると、10〜20万円の層がいちばん厚い。「普通にご飯あげて、年1回ワクチン打って、たまに病院行く」くらいだと、わりとこのゾーンに収まる感じ。
ただ、平均16万というのはあくまで税込みの話で、突発的な医療費が入ると一気に跳ね上がる。腸閉塞とか尿路結石とか、猫にありがちなやつが1回入ると余裕で5〜10万は飛ぶ。「今年は安かった」「今年は高かった」の波が大きいのが猫飼いのリアルだったりする。
あ、話がずれたけど。グラフで見ると上位10%に入ってる30万超の層は、かなり急な崖みたいになっている。ここは完全に医療費or高級フードor猫が多頭の世界だと思う。
飼い方でここまで変わる
猫の飼育費が「安い」「高い」に分かれる要因は、だいたい3つに絞られる気がする。
ごはんの質、医療費のかけ方、ペット保険の有無。
同じ猫1頭でも、市販の安いドライフードで維持する家庭と、グレインフリーのウェットフードを毎食出す家庭では、食費だけで年4〜5万くらい差が出る。医療費は保険なしだと1回の入院で完全に予算崩壊するリスクがあって、保険ありだと月2千〜4千円の固定コストがかかる代わりに突発費用が抑えられる。
「うちは安く済んでいる」という人の多くは、幸運にも健康な猫と暮らしてるか、まだ若い猫なのかのどちらかだと思う。猫は10歳を超えると医療費が跳ね上がりやすい。
診断では10段階に分けてるんだけど、SRに入れるのは上位20%くらいだったりする。意外なのは「普通に飼ってるつもり」という人がNかCに落ちるパターンが多いこと。保険代を足し忘れてるか、医療費を年単位で計算してないかが原因だったりする。
自分の年間総額、一度数字を入れてみるといい。
🎯 猫の飼い主の年間飼育費ランク診断
年間飼育費を入力してください
このランク名、なんか人に見せたくなるやつじゃないかと思う。
診断後の次の一手
Nランク以下だったとして、それがすぐに「ケアが足りない」を意味するわけじゃない。ただ、医療費の備えが薄いと緊急時に選択肢が狭まるのは事実だったりする。
まず確認してほしいのはペット保険の有無。入ってない場合は、月2千円台から入れるプランも増えているから、まず比較してみるといい。特に猫が3歳以下ならまだ保険料が安いタイミング。
SRより上だった人は、食事・予防・医療のバランスがとれてる状態だと思う。次は「どこを削っても猫の健康に影響しないか」を整理しておくと、長期で無理なく続けられる。
猫の飼育費は、愛情とお金の比例関係が意外とシンプルじゃない。かけた金額より、日常的な観察と早期受診の習慣のほうが、長期的な費用を下げることが多かったりする。
よくある質問
Q. 猫の飼育費の平均と中央値、どっちを参考にすればいい?
平均は突発的な高額医療費の影響を受けて上振れしやすい。中央値だと12〜14万円あたりに落ちることが多い。「自分が普通かどうか」を判断するなら中央値のほうが等身大に近い気がする。ペットフード協会の令和5年調査では平均16万円が出ているが、実態として10〜15万円の層がいちばん多いのも確か。
Q. 猫と犬、どちらが年間費用は高い?
犬のほうが高い傾向にある。同調査では犬の年間飼育費の平均は猫より5〜7万円ほど上で、トリミング代や散歩用グッズ、しつけコストが積み上がるのが主な理由。猫は基本的に室内完結できる分、固定費は抑えやすい。ただし医療費は猫も安心できないので、そこだけは同じ目線で備えておくほうがいい。
Q. Dランクから飼育費を「適切な水準」に上げるには何から始めればいい?
一番効果的なのは、まず「年間でいくら使っているか」を実際に計算してみること。フード代・医療費・保険代・消耗品をざっくり足すだけでも、どこが抜けているか見えてくる。Dランクの場合、ペット保険に入っていないケースが多い。月2千円台のプランでも年間の医療費リスクはかなり変わるから、一度比較サービスで選択肢を確認してみるといい。
