「月収30万あれば余裕だと思ってた」——社会人になった瞬間にそれが幻想だと気づく。額面30.7万円の手取りは約24万円。家賃・食費・通信費を引いた後に残るのは、思ったより少ない。
日本人の平均月収は「30.7万円(額面)」
国税庁の民間給与実態統計調査によると、日本人全体の平均月収は 30.7万円(額面)。手取りに換算すると 約24〜25万円だ。
| 月収(額面) | 割合 |
|---|---|
| 15万円未満 | 約18% |
| 15〜20万円 | 約20% |
| 20〜30万円 | 約25% |
| 30〜40万円 | 約18% |
| 40〜50万円 | 約10% |
| 50万円以上 | 約9% |
中央値は約26〜27万円(額面)。**月収30万円以上は上位約35〜37%**に位置する。「30万あれば余裕」というイメージは、全体から見ると上位層の感覚だ。
「平均30.7万円」が体感と乖離する理由
額面から引かれるものを整理すると現実が見えてくる。
| 控除項目 | 概算(月収30万の場合) |
|---|---|
| 所得税 | 約1〜2万円 |
| 住民税 | 約1.5〜2万円 |
| 健康保険 | 約1.5万円 |
| 厚生年金 | 約2.7万円 |
| 手取り合計 | 約24〜25万円 |
月6万円近くが天引きされる。これに家賃(全国平均5.6万円)・食費(4.5万円)・通信費(1万円)を引くと、残る可処分所得は 約13〜14万円が標準的な姿だ。
年代別の平均月収との比較
| 年代 | 平均月収(額面) |
|---|---|
| 20代 | 約24.5万円 |
| 全年代平均(本記事) | 30.7万円 |
| 30代 | 約31.2万円 |
| 40代 | 約35.8万円 |
| 50代 | 約38.0万円 |
年代が上がるにつれて着実に上昇するが、40代と20代の差は月11万円超。これを年収換算すると約132万円の差になる。
月収を上げる「現実的な速度」
転職によるアップは現実的で、20代の転職成功者の月収増加幅は平均+3〜4万円(年収+40万円前後)というデータがある。一方で社内昇給は年+数千円〜1万円のペースが一般的で、転職との速度差は歴然だ。
副業を含めると話が変わる。月5万円の副業収入を積み上げれば、税引き後でも月4万円前後が上乗せされ、手取りが大きく改善する。
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上位ランクだった人は 「収入の増加分をどう配分するか」 が次の課題だ。生活水準を上げるインフレに全部使うのではなく、投資・貯蓄への配分比率を収入増に連動して上げていく意識が大切だ。
中位以下だった人は、まず 「月収を上げるには転職か副業か」 という選択から入ろう。dodaでは現職の年収と市場価値を比較できるサービスがあり、「今転職すれば何万円上がるか」という数字を先に知ることができる。感覚ではなく数字で判断しよう。




