ITエンジニアの平均年収、487万円。正直、思ってたより低くない?「エンジニアは稼げる」って言葉、意外とかなり盛られてた部分がある気がする。
ITエンジニアの平均年収はいくら?
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2024年調査)によると、情報処理・通信技術者の平均年収は487万円。全産業の平均がざっくり460万円台なので、確かに上回ってはいる。でも「ITなら700万〜800万は普通でしょ」という感覚とはけっこう違う。
分布にすると、こんな感じ。
| 年収帯 | 割合(概算) |
|---|---|
| 300万円未満 | 約11% |
| 300〜400万円 | 約19% |
| 400〜500万円 | 約26% |
| 500〜600万円 | 約23% |
| 600〜700万円 | 約14% |
| 700万円以上 | 約7% |
(出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査)
過半数が400〜600万円の帯にいる。山型の分布で、上にぶ厚い層があるわけじゃない。「エンジニア=高給」のイメージは、SNSで声の大きい一部の層がつくり出してる部分がかなり大きい。
487万円という数字をどう読むか
487万円は税引き前の総支給。手取りで考えると380万円台、月換算で31〜32万円くらい。東京で暮らしながらそれなりに貯金しようとすると、わりとギリギリだったりする。
ただ——あ、ちょっと話がずれるけど——ITエンジニアって職種内の分散がとにかく激しい。SIerで客先常駐してる人と、スタートアップのシニアエンジニアじゃ、同じ「エンジニア」でも年収が200万以上変わることがざらにある。487万はその全部をひっくるめた数字なので、個人にとっての意味は全然違う。
それはともかく、この分布で面白いのは「500万の壁」の薄さ。500万を超えてる人は上位37%くらいなのに、「周りはみんなもっと稼いでる気がする」という感覚になりがちなのは、エンジニアのコミュニティがハイエンド寄りに偏ってるせいだと思う。これ知ったとき、正直ちょっと救われた。
「平均超え」はそんなに遠くない——でも差は歴然
エンジニアの年収を動かす要素は、だいたい3つ。①職種(フロント・バック・インフラ・PM等)、②会社規模と資本(SIer系か事業会社かスタートアップか外資か)、③スキルセットの市場価値。
この3つのうち、2つが変わると年収が一段変わる。1つだけでも動くことはある。逆に言えば、同じスキルでも「②をどこにするか」だけで100万以上変わることは普通にある。
この記事の診断では10段階でランクを判定する。「SR」に入れるのは上位23%くらい——年収600万前後のライン。「UR」「LEGEND」は700万後半〜以上で、外資BigTechかCTO/Principal級のポジションじゃないとかなり難しい。一方で「N」「C」帯は実は一番人口が多いゾーンで、「平均前後でなんとなくモヤモヤしてる人」がここに集中してる。
自分が今どのゾーンにいるか、一回確かめてみるといい。
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