大卒の初任給、「平均22万くらいでしょ」って思ってた人、ちょっと待ってほしい。
2024年のデータを見ると、思ったよりずっと分散がでかい。同じ「大卒」でも、業界・地域・会社規模で初任給が月5万以上変わってくる。これを知らないまま「みんなこんなもんか」で流してると、数年後に「あれ、なんか差がついてる」ってなる。
大卒初任給の実態:2024年データ
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の初任給平均は月22.8万円。額面でそのくらい。
ただ、これはあくまで平均。実際の分布はこう。
| 初任給(月額) | 割合 | 累積(下から) |
|---|---|---|
| 18万円未満 | 約5% | 5% |
| 18〜20万円 | 約10% | 15% |
| 20〜22万円 | 約22% | 37% |
| 22〜24万円 | 約28% | 65% |
| 24〜26万円 | 約21% | 86% |
| 26〜28万円 | 約9% | 95% |
| 28万円以上 | 約5% | 100% |
上位15%に入るには24万円台後半が目安。下位15%は20万円を切っている。「22万円ちょっと」がど真ん中ではあるけど、「平均=普通」ではなく、分布がけっこうフラットに広がってる感じ。
「22万円が平均」に隠れている格差の話
え、全員ほぼ同じじゃないの?と思いたいところだが、実態は業界で一気に変わる。
金融・コンサル・外資系IT系だと初任給28〜35万円というのが普通にある。一方で福祉・介護・中小製造業では18〜20万円台が多い。同じ4年間大学に通って、月10万以上の差が出るのが日本の労働市場のリアル。
あ、話がちょっと脱線したけど——この格差が生まれる一番の理由は「業界の付加価値構造」にある。収益性の高いビジネスをやってる会社は新卒にも払えるし、人件費を抑えないと成立しないビジネスは初任給が低くなる。会社の大小よりも、業界選びのほうが初任給への影響が大きい。
さらに地域差も無視できない。東京都内の大卒初任給は平均より1〜2万円高く、地方中核都市だと逆に1〜2万円低くなる傾向がある。「地方に戻って就職する」を選ぶと、同じ仕事内容でも手取りがだいぶ変わってくる。
社会人1〜2年目が知っておくべきこと
ここで正直に言うと、初任給は「スタート地点」でしかない。
入社1〜2年目の今、初任給が22万円か24万円かより、「今後の昇給カーブがどうなるか」「市場価値が上がる経験が積めるか」のほうがよっぽど重要だったりする。
ただ、それはそれとして——今の自分がどこに立っているかは知っておいたほうがいい。まず診断してみてほしい。
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診断後に取るべき次の一手
上位30%に入っていた人:今の会社でのキャリアパスをもっと具体的に描く価値がある。今が踏ん張りどきで、30代になったときの差がここで決まってくることが多い。
平均前後(偏差値45〜55)の人:給与水準よりも「スキルが積めてるか」を確認してみるといい。同じ22〜23万円台でも、3年後に30万に届く会社とそうでない会社がある。業界・職種の市場価値を調べておくだけで、選択肢がだいぶ変わる。
下位30%に入ってしまった人:これは実力の問題じゃなく、業界・会社選びの問題であることが多い。今すぐ転職というより、「2〜3年後にどう動くか」を今から考えておく。業界を変えた転職が選択肢に入ってくるのは、早くて入社2〜3年目くらい。
社会人になって1〜2年は「転職市場での自分の値段」をまだ測れない時期でもある。転職サイトに登録して求人眺めるだけでも、「自分の今の市場価値ってこんな感じか」という感覚が掴める。doda なら職種・業界別の平均年収データも見られるので、比較の出発点として使いやすい。
