片道39分を250日くり返したら、往復で年間325時間——丸13日以上が通勤で消える計算になる。有休の日数より多いかもしれない。それが日本人の通勤時間の「平均」だ。

日本人の通勤時間、どんな分布をしてる?

総務省の社会生活基本調査(2021年調査)によると、有業者の片道平均通勤時間は約39分。ただ、平均という数字には罠がある。

片道通勤時間割合(目安)
10分未満約15%
10〜19分約18%
20〜29分約17%
30〜44分約18%
45〜59分約13%
60〜89分約12%
90分以上約7%

実は半数近くが片道30分未満で通勤できてる。なのに平均が39分になるのは、60分以上かかる長距離組が数字を引き上げてるから。埼玉・千葉・神奈川から都心に通うケースだと、片道1時間超えはむしろ当たり前で、90分越えも珍しくない。

あ、話がずれたけど、要は「平均39分」という数字の裏に、首都圏と地方の地域格差がかなり隠れてるってことだ。地方在住で「え、そんなに長いの?」と思った人は、たぶん30分未満の多数派に入ってる。

通勤時間が生活の質にどれだけ影響するか

「30分の壁」という感覚、わりとリアルだと思う。

片道30分を超えると、朝の余裕がじわじわなくなる。帰りも疲れが積み重なって、夕食後ぐったりするサイクルに入りやすい。逆に30分以内だと、「早起きして朝ごはん食べる」「帰りにジム寄る」が現実的な選択肢になってくる。体力や気力の問題じゃなくて、純粋に時間の問題だ。

ライフステージでも変わる。独身のうちは「少し遠くてもコストが安い物件」という選択ができる。でも子どもができると、保育園の送り迎えと通勤時間の合計が一気に生活のボトルネックになる。「60分通勤してたけど子どもが生まれて限界になり、転職して引っ越した」という人、周りに一人は絶対いる。

在宅・ハイブリッド勤務が広がった2020年以降、「週3出社なら60分でも許容範囲」という感覚の人は確かに増えた。ただ出社頻度が戻りつつある会社も増えてて、「週5フル出社になって無理すぎた」という声もちょくちょく聞く。通勤時間への耐性が、コロナ前より確実に下がってる気がする。


この記事のランク診断は10段階。片道5分以内か在宅の「ほぼ別次元」から、片道2時間超えの「もはや旅人」まで幅がある。SRランク以上(上位20%くらい)に入る人は、毎日片道50分以上を通勤に使ってる人たちだ。LEGENDはもう全国でもかなりの少数派で、「それ、毎日続けてて大丈夫?」と聞きたくなるレベルの話になる。

🎯 日本人の片道通勤時間ランク診断

片道通勤時間を入力してください

診断後の次の一手

SRランク以上だった人に正直に言うと——「しょうがない」で流してる人が多いけど、それは選択肢が見えてないだけだったりする。

在宅可・週3以上リモートOKの求人、思ってるより増えてる。dodaで「リモート可」を条件に絞って求人を見てみると、職種によっては通勤時間がほぼゼロになる選択肢が出てくる。今すぐ転職するつもりがなくても、「こういう求人があるんだ」と知っておくだけで、今の状況を受け入れるか動くかの判断が変わってくる。

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NランクかRランクあたりだった人は、今の会社の在宅制度を改めて確認してみるといい。週に1〜2日でもリモートになるだけで、体感的な通勤の重さはわりと変わる。制度があるのに使えてないケース、意外と多い。

F〜Dランクは、素直にうらやましい。次に仕事を選ぶときも、その通勤時間を条件として手放さないようにするといい。

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