40代女性の年収上位層は、30代のある時点で「正しい選択」をした人たちだ。それは転職だったり、職種変更だったり、資格取得だったりする。上位に食い込んでいる人たちが何をしてきたか、データから逆算してみよう。

40代女性の平均年収は「314万円」

国税庁の民間給与実態統計調査によると、40代女性の平均年収は 314万円

年収帯割合
200万円未満約24%
200〜300万円約28%
300〜400万円約24%
400〜500万円約14%
500万円以上約10%

300万円以下が過半数を占めるが、上位10%は500万円以上と、分布の開きが30代より大きくなっている。

30代からの伸びはわずか25万円——なぜ差がつかないのか

30代女性の平均年収289万円から40代で314万円。伸びは +25万円しかない。

この「伸び悩み」の背景にある構造は明確だ。

30代に育児・時短で一度キャリアが止まった層は、40代に入っても時短・パート・非正規のまま継続するケースが多い。一方で、30代にフルタイムを維持した層は40代で管理職・専門職として400〜600万円台に達している。

つまり 40代の年収は、30代の働き方がほぼ決める

他の世代・性別と比べると?

セグメント平均年収
30代女性289万円
40代女性(本記事)314万円
50代女性305万円
40代男性538万円
全年代全性別平均430万円

40代男性(538万円)との差は 224万円。この差は30代からさらに広がっており、管理職への登用格差が数字に直結していることがわかる。

また50代女性(305万円)より40代女性の方が高い点も特徴的だ。これは50代での定年・雇用形態変更・再雇用による年収ダウンが反映されているためで、40代が女性のキャリア上の実質的なピークになりやすい。

40代女性の「上位層」に共通する条件

上位20%(年収400万円以上)に入っている40代女性の傾向をデータから読むと、以下の共通点が浮かぶ。

  • 正規雇用を継続している(フルタイム維持率が高い)
  • 30代前半までに1〜2回の転職またはスキルアップ投資をしている
  • IT・金融・医療専門職・管理職ポジションにいる

逆に言えば、これらの条件を満たせていない場合でも、今からでも転職・資格取得・雇用形態の変更で軌道修正できる余地はある。

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診断後の次の一手

上位ランクだった人は、今のポジションを管理職・専門職として固めるフェーズにある。40代後半に向けてさらに昇給させるには、年収条件が明示されているオープンポジションへの転職が最も効率的だ。

中位以下だった人に伝えたいのは、40代からでも年収を上げた女性は実在するということ。doda には40代女性の転職事例が豊富で、現職より年収が上がった事例の平均アップ幅は +42万円(2024年実績)。

まず自分の市場価値を知ることが、最初の一歩になる。