友達と飲んでいてボーナスの話になると、なぜか金額を正直に言える人とそうじゃない人に分かれる。業種が違うだけで、同じ20代なのに夏冬合計で50万の人もいれば5万の人もいる。その格差、思っているより相当大きかったりする。

数字で見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。

20代男性のボーナス平均はいくら?

厚生労働省の毎月勤労統計調査(令和5年)をもとに見ると、20代男性の年間ボーナス(賞与)の平均は約38万円前後というのが実態だ。夏と冬で割ると1回あたり19万円くらい。

ボーナス年額割合(目安)
0〜10万円未満約18%
10〜30万円未満約22%
30〜50万円未満約25%
50〜80万円未満約20%
80万円以上約15%

この分布を見ると、ゼロ〜10万円未満の層がけっこうな割合を占めているのがわかる。非正規雇用やボーナスなしの企業がそこに混ざっているからで、「38万円」という平均値はかなり上に引っ張られた数字だったりする。中央値で見ると、もう少し低い25〜30万円あたりが「リアルな真ん中」に近いんじゃないかという感覚がある。

手取りに直すと、38万円のボーナスから社会保険料や所得税が引かれて手元に残るのは大体30万円前後。「夏に30万入ってくる」と聞けばそこそこ聞こえるけど、その中から旅行・帰省・家電の更新なんかを賄おうとすると、正直あっという間に消える金額だと思う。


業種と会社規模でここまで変わる

あ、話がずれるけど、20代のボーナスで一番しんどいのって金額より「同世代の友達との落差」だと思っている。それはデータを見ると裏付けられて、業種と会社規模の違いがそのまま格差になってる。

業種年間ボーナス目安
金融・保険80〜120万円
製造業(大手)60〜90万円
IT・情報通信50〜80万円
小売・飲食・サービス10〜30万円
中小企業全般0〜30万円

同じ20代でも、業種が変わるだけでこれだけ開く。大企業の製造業にいる友達と中小のサービス業にいる自分を比べると、ボーナスだけで年間50万以上の差が出てきたりする。同じ時間を働いていても、いた業界・会社規模でここまで変わるというのが正直な感想だったりする。

20代という時期は、この「ボーナスの差」が一番目に見えやすい時期でもある。転職や就職したばかりで基本給はまだ低いけど、ボーナスの有無・多寡は会社の体力をそのまま反映するから、数字に出やすい。30代になってくると基本給の差が主戦場になってくるので、20代のうちにどこにいるかは意外と重要な話だったりする。


診断:自分のボーナスは上位何%?

診断では10段階でランク分けをしているんだけど、SR以上に入れるのは上位20%くらいの話だ。「先輩に奢れるくらい出た人」のSSRに到達できるのは、正直業種と会社規模がかなり影響してくる。意外なのは、「自分はそこそこもらってる」と思っていた人がNかCに落ち着くパターンがわりと多いこと。体感と実際の位置って、けっこうズレてたりする。

自分がどこに位置するか、数字を入れると一瞬でわかる。

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年間ボーナスを入力してください

万円

このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。


Dランク以下だったとして、それは今の会社の話でしかない

ボーナスが少ない・ないという事実は、今いる会社の賃金設計の問題であって、自分の市場価値の問題とは別の話だ。業界を変えるだけで、同じスキルセットでボーナスが倍以上になるケースは、転職サービスのデータを見るとかなり出てくる。

20代のうちに外の市場を一度確認しておく価値はある。転職する・しないに関わらず、「今の自分が他社だったらどの求人に応募できるか」を知るだけで、次の交渉や転職判断の精度が上がる。dodaに登録するだけで求人の年収帯・ボーナス相場が見えてくるから、まず自分の相場を把握するところから始めるといい。

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関連:20代男性の平均年収はいくら?日本人の中での位置を診断


よくある質問

Q. ボーナスの「平均」と「中央値」はどう違う?

平均は全員の合計を人数で割った数字で、高額受給者に引っ張られやすい。中央値は全員を並べたときの真ん中の値で、より「普通の人」の実態に近い。20代男性のボーナスは、平均が約38万円でも中央値は25〜30万円あたりに落ち着くと見られる。「平均以上か以下か」だけで自分の位置を判断すると、実態より自分を低く見積もってしまうことがある。

Q. ボーナスがゼロの会社はおかしい?

おかしいというより、業界・企業規模によっては普通にある話だったりする。中小のサービス業や飲食・小売ではボーナスなしの代わりに基本給を高めに設定しているケースもあるし、逆に大企業でも業績連動で支給ゼロになる年もある。ボーナスの有無だけで会社を判断するよりも、年収トータルで比較するのが現実的だと思う。

Q. Dランクのボーナスから上げるには何から始めればいい?

結論としては、今の会社内での評価を上げるルートと、外の市場に出るルートの2択になる。同じ職種でも業種を変えるだけで年間50万以上ボーナスが変わることはデータ上も普通にある。まず自分の市場価値を数字で把握するのが最初の一手で、dodaなど無料で登録できる転職サービスで求人の賞与相場を見るだけでも、自分の立ち位置がかなりクリアになってくる。

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