18〜34歳の未婚者のうち、約4割が「一度も付き合ったことがない」。これ、国立社会保障・人口問題研究所の2021年調査で出てくる数字だから感覚論じゃない。初交際年齢の平均が約19歳と言われる一方、この4割という数字が日本の恋愛デビュー事情のリアルだったりする。

日本人の初交際年齢、実際どんな分布?

国立社会保障・人口問題研究所が5年に1度実施する「出生動向基本調査」(第16回・2021年)には、未婚者の交際経験に関する詳細なデータが含まれている。交際経験者のみを集計した場合の初交際年齢は、おおよそ以下の分布になる。

初交際年齢経験者に占める割合(概算)
15歳以下約15%
16〜17歳約21%
18〜19歳約22%
20〜21歳約18%
22〜24歳約13%
25歳以上約11%

交際経験者の平均初交際年齢はおよそ18〜19歳。高校を卒業するかしないかのタイミング、ということになる。

ただ、これは「経験者だけ」の集計だ。冒頭の通り未婚若年層の約4割は交際未経験の状態にあるから、「同世代みんなが高校で付き合い始めてたんじゃないか」という感覚は、かなりバイアスがかかってた可能性がある。高校年代で経験済みなのは、経験者全体の3割台に過ぎない。

大学入学を境に交際経験者が増える理由は単純で、出会う人の種類と数が一気に拡大するから。部活の縛りが減り、サークル・バイト・講義と接触機会が構造ごと変わる。それだけのことが、平均年齢にじわじわ影響している。

「自分は遅い方なのか」と思ってた人へ

あ、ちょっと話がずれるけど、恋愛ドラマや映画の影響で「高校から付き合うのが標準」みたいな刷り込みがわりと根強い。でも実際のデータを見ると、そのイメージはかなり誇張されてたりする。それはともかく、診断の話をする。

診断では初交際年齢を10タイプに分けていて、「遅咲きの大輪」や「社会人デビュー組」みたいな名前が上位帯に来る。SR以上に入れるのは上位10%あたりで、これは大学以降デビューの層がほぼ占めている。

意外なのは、「高校で経験済みだから自分はC〜Dあたりだろ」と思っていた人がN(日本の平均ど真ん中)に着地するパターンが多いこと。数字で確認するまで、自分の位置がけっこうズレて見えていることが多い。

入力するだけで出るから、一度試してみるといい。

🎯 日本人の初交際年齢ランク診断

初交際年齢を入力してください

診断の後、どう動く?

「遅咲きの大輪」や「恋愛は今から本番」が出たとして、初交際が遅かった事実は変えられない。変えられるのは「ここからどう動くか」だけだ。

社会人以降で初めての交際を目指す人が最初に直面するのは、出会いの場の絶対数の少なさ。学校と違って、日常の生活圏だけでは新しい異性と接触する機会がほぼ発生しない。意識的に場を作らないと、来年も再来年も何も変わらない、というのが現実だったりする。

マッチングアプリの利用者数はここ数年で急増していて、20〜30代では珍しくない選択肢になってきている。無料で登録だけして、どんな人がいるか見てみる、くらいの感覚から入れる。ハードルは思ってるより低い。

よくある質問

Q. 初交際年齢の「平均」と「中央値」、どっちを参考にすればいい?

交際経験者だけで集計した場合、平均と中央値の差はそこまで大きくない。ただ、交際未経験者(約40%)を母集団に含めると中央値の解釈が難しくなる。「同世代の中で自分がどこにいるか」を見たいなら、経験者の分布を参照するのが実態に近い気がする。年収データと違って、このテーマは母集団の定義次第で数字の意味がかなり変わる。

Q. 女性と男性で初交際年齢に差はある?

出生動向基本調査(2021年)では性別ごとのデータも取られていて、女性のほうがやや早い傾向にある。男性は女性より1〜2歳程度遅め、というのは統計と概ね合っている。ただその差は年々縮まっていて、最新データでは大きな開きは見えにくくなっている。「男性が積極的に誘う」という行動パターンが変化してきているのが、一つの要因な気がする。

Q. 初交際が遅かった人は、その後の恋愛でも不利?

統計的に見ると、初交際年齢と交際継続率・結婚率の間に強い相関があるとは言えない。むしろ社会人以降の初交際は、経済的に安定した状態でのスタートになるから、長続きしやすい環境が整っている面もある。体感的には「スタートの遅さより、動いた回数の方が影響デカい」気がするけど、それはまた別の話。

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