20代男性の約半数が、一度も彼女を作ったことがない。国立社会保障・人口問題研究所の2021年調査がそう言っている。10人集まったら5人は交際経験ゼロ、という現実がある。
20代男性の生涯交際人数、データはこう言っている
国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第16回出生動向基本調査(2021年)」によると、18〜34歳の未婚男性のうち、異性との交際経験がないと答えた割合は**47.1%**だった。2015年調査(第15回)の40.6%から上昇していて、「経験なし」は年々増えている。
| 生涯交際人数 | 割合(推計) |
|---|---|
| 0人(経験なし) | 約47% |
| 1人 | 約16% |
| 2人 | 約14% |
| 3人 | 約10% |
| 4人 | 約7% |
| 5人以上 | 約6% |
※国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」をもとに推計
全体の平均交際人数は約2.0人前後と推計されるが、この数字を最初に見たとき「え、思ったより少ない」と正直思った。ゼロが半数近くを占めているために引き下げられた数字で、経験者だけで計算すると平均は4人前後になる。「平均2人」の裏には、こういう二極化した構造がある。
この二極化はもう少し丁寧に読む必要がある。交際経験ありの53%のなかでも、大半は1〜3人の範囲に収まっていて、5人以上は全体の6%しかいない。つまり「平均的な20代男性」は交際ゼロか、あっても1〜2人というのが正直なところだ。メディアや映像作品が描く「学生時代から彼女がいて普通に恋愛してた」というイメージは、実態とはかなりずれている。
20代というタイミングで、なぜこうなるのか
20代は恋愛環境が一番変わる時期だと思う。学生のころは同じ空間に異性がいたのに、社会人になった瞬間に職場と家の往復だけになって出会いが消える、というパターンが普通にある。
マッチングアプリが普及したのに、経験なしの割合が増えているのは不思議な話だ。理由はいくつかあって、マッチングしても会う前にフェードアウトするサイクルが多いのが実態だったりする。要は「出会いの仕組みより一歩動けるかどうか」が20代の交際人数を分けている。
10代終わりから20代前半に経験を積んだ人と、25歳以降に初めて動き出した人とでは、20代終わりの時点でけっこう差が出てくる。大学入学直後や部活・サークルで自然と異性と関わっていた環境にいた人は、意識せずに経験値を積んでいる。一方で、そういう環境がなかった人は、社会人になってから「さあどこで出会うか」という問題を初めて真剣に考えることになる。
もう一つ見落とされがちな要素が、恋愛に費やすコストの問題だ。2021年は新型コロナウイルスの影響が色濃く残る時期でもあった。外食・旅行・イベントが制限されるなかで、「出会いの場」そのものが物理的に消えていた。データとして47.1%というのは、そういう特殊な時代背景も折り込んだ数字だと理解しておく必要がある。
年齢別に見ると、25歳前後が分岐点になっている
20代前半(20〜24歳)と後半(25〜29歳)では、交際経験の分布が変わってくる。前半は「まだこれから」の状態で経験なしが多くなりやすく、後半になると少しずつ経験者の割合が増えていく傾向がある。ただし同調査では、34歳時点でも未婚男性の約3割が交際経験なしというデータが出ている。年齢を重ねれば自動的に解消されるわけではない。
25歳という年齢を節目として意識する人が多いのは、体感として「社会人3年目あたりで少し余裕が出てきて、恋愛に動き出せる」という流れがあるからだ。就職直後は仕事に慣れるだけで手一杯になるケースが多く、恋愛は後回しになりやすい。新卒1〜2年目の交際率が低くなるのはそういう構造的な理由がある。
「平均2人」という数字を、どう受け取るか
数字だけ聞いて「自分は平均より多い/少ない」と一喜一憂するのはあまり意味がない。大事なのは、その数字の背景にある構造だ。
経験なし47%というのは「モテない人が多い」という話ではなく、「出会える環境に置かれていない人が多い」という話だと思う。学生時代に恋愛経験を積めなかった人が社会人になってから急に動けるかというと、そう簡単ではない。出会い方も、アプローチの仕方も、最初から感覚として持っている人と、一から試行錯誤する人では、スタートラインが違う。
だから「平均2人に届いていない」というのは能力の問題ではなく、環境と機会とタイミングの問題だ。そこを誤解したまま「俺はダメなんだ」と解釈するのは、データの読み方として間違っている。
診断してみると、思ってたランクと変わることが多い
診断では10段階に分けていて、SR以上に入れるのは交際経験3人以上の上位15%くらいだったりする。「経験値でいえば上位勢」に達するのが思ってたより遠い。LEGENDはもうほぼ別次元の話だ。意外なのは、「自分はまあ平均くらいかな」と思ってた人がNかCに落ちるパターンが多いこと。
これは錯覚によるものが大きい。周囲の友人や職場の同僚の話を聞いていると、どうしても経験者の声のほうが耳に入りやすい。経験なしの人は、そういう話を積極的にしない。結果として「みんな恋愛してるんだな」という印象が形成されるが、データで見ると半数近くは経験なしだ。自分が「少ない側」だと思っていた人が、診断してみると実は「多数派」の側にいたというケースは普通にある。
数字を入れてみると、思ってた自分の位置がけっこう変わる。
🎯 20代男性の生涯交際人数ランク診断
生涯交際人数を入力してください
診断後の次の一手
NランクやCランクだったとして、それは「今までの環境がそうだった」というだけの話だと思う。出会う機会が少なければ、そうなる。恋愛が苦手とかモテないとかの話じゃない。
出会いの母数が少ないと、交際に至る確率が単純に下がる。マッチングアプリは使い方次第だけど、少なくとも接触できる異性の数を増やすという意味では今の時代いちばん手軽な手段だ。登録だけなら無料でできるので、まずそこから試してみるといい。
特にPairsは累計会員数が2,000万人を超えていて、20代の利用者が多い。毎月数万人が新規登録していて、活動中のユーザーが多いのが実態だ。「マッチングアプリは難しそう」と思っているなら、まずプロフィールを作るだけで十分だ。会うかどうかは後で決めればいい。
よくある質問
Q. 20代男性の生涯交際人数の平均は何人?
国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)をもとに推計すると、20代男性の生涯交際人数の平均は約2人前後。ただし約47%が交際経験なしというデータ構造のため、経験者だけで計算すると4人前後になる。どちらを「平均」とするかで印象がかなり変わるので、文脈に応じて使い分けるといい。
Q. 平均と中央値、どっちを見ればリアルな実態に近い?
このテーマだと中央値のほうがリアルな気がする。交際経験なしが約半数いるデータ構造だと、平均値はゼロ寄りに引っ張られやすい。中央値は「ちょうど真ん中の人」なので1〜2人の範囲になる。「普通の20代男性はどのくらい?」を知りたいなら、中央値1〜2人を基準にしたほうがいい。「世間話の平均」なら平均値、「自分の位置感覚」なら中央値、という使い分けだ。
Q. 交際経験なしが増えている原因は何?
単一の原因があるわけではない。SNSやスマホの普及で「リアルでの出会い」が減ったこと、非正規雇用や収入の不安定さが恋愛への投資を後回しにさせること、マッチングアプリでのコミュニケーションコストが高くなっていること、などが複合的に絡んでいる。2021年調査の場合はコロナ禍の影響も無視できない。「若者が恋愛に興味を持たなくなった」という解釈は単純すぎて、実態は「恋愛したくてもできない構造」が先にある。
Q. 20代のうちに交際人数を増やすには、何から始めればいい?
体感的には、接触できる異性の母数を増やすことが先決な気がする。職場や友人の紹介だけだと候補が限られて、そもそも動けない状況になりやすい。マッチングアプリは登録だけなら無料でできるし、「会う回数を増やすだけで感覚がかなり変わる」というのが実態だったりする。難しいことは後でいい。まず母数を作るところから始めてみるといい。
