日本人の平均血圧、128mmHgらしい。「正常」じゃなくて「高め」って言われるラインが130mmHgだから、つまり平均がほぼそのギリギリにいる。
これ知ったとき正直ちょっと怖くなった、というのが正直なところだったりする。
日本人成人の収縮期血圧、実際どのくらい?
実際のデータを見ると、分布のかたちがちょっと意外だったりする。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2023年)によると、成人全体の収縮期血圧(上の血圧)の平均は128.0mmHg。日本高血圧学会のガイドラインでは診察室血圧で130mmHg以上が「高血圧」の入口になる。つまり日本人の平均は、その入口の2mmHg手前にいる。
| 血圧の目安 | 収縮期血圧 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 正常血圧 | 120mmHg未満 | 理想的 |
| 正常高値 | 120〜129mmHg | 要注意ゾーン |
| 高値血圧 | 130〜139mmHg | 高血圧の入口 |
| 高血圧I度 | 140〜159mmHg | 受診推奨 |
| 高血圧II度以上 | 160mmHg以上 | 要治療 |
このデータは2023年調査の数字だ。
数字で見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。分布でいうと、正常高値(120〜129mmHg)と高値血圧(130〜139mmHg)の帯に日本人の多数が集まっていて、「平均=ギリギリ」という構造になっている。グラフで見ると右裾が長く、高い方に引っ張られているのがわかる。上位に行くほど急勾配で、140mmHg超えの人が意外と多い。
生活に置き換えると——128mmHgというのは、毎日の塩分摂取、運動不足、睡眠の質、全部が積み上がった結果の数字だ。「俺は健康だから大丈夫」と思っていた人が、計測してみると130台だったというケースはけっこうある。体感とデータのズレが一番怖いテーマかもしれない。
「自分は普通」と思ってた人ほど要注意
血圧の厄介なところは、自覚症状がほぼないこと。頭痛がひどいとか、めまいがするとか、そういう明確なサインが出るのは実はかなり上がってからだ。130台や140台くらいでは、ほとんどの人が普通に生活できてしまう。
あ、話がずれたけど、ここで言いたいのは「平均値を知ること自体がアクションになる」ということだ。
年代別に見ると、30代では平均が120台前半で推移するが、40代に入ると一気に上がり、50代では130台後半になる人がざらに出てくる。加齢で血管が硬くなるのは避けられないが、そのスピードは生活習慣で変わる。同じ40代でも、運動習慣がある人とない人では10mmHg以上の差が出るデータがある。
診断では10段階に分けているんだけど、SRに入れるのは上位20%くらいだったりする。意外なのは、「自分は健康体」と思っていた層がNかCに出るパターンが多いこと。体感と数値のズレが最もはっきり出るのが血圧の診断だったりする。
自分がどこに位置するか、数字を入れると一瞬でわかる。
🎯 日本人成人の収縮期血圧(上の血圧)ランク診断
収縮期血圧(上の血圧)を入力してください
このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。
診断後の次の一手
Dランクだった人へ:今の血圧は「今の生活習慣」の結果でしかない。まず計測を習慣にするだけで変わり始める。家庭用血圧計を朝晩2回測るだけで、自分の数値のパターンが見えてくる。それだけで医者との会話が変わる。
NかCランクだった人へ:正常高値のゾーンにいるなら、あと5〜10mmHg下げるだけでSRに入れる距離だったりする。塩分を1日1g減らすと収縮期血圧が約2mmHg下がるというデータがある。ラーメンのスープを飲み干さない、それだけでも変わる。
SR以上だった人へ:今の数値を維持することが課題になる。40代以降は放置すると自然に上がっていくので、定期計測と年1回の健康診断は続けておくといい。
よくある質問
Q. 血圧の「平均」と「正常値」は違うの?
全然違う。平均はあくまで「日本人の測定値の真ん中」で、正常かどうかは別の話だったりする。厚生労働省の2023年データでは平均が128mmHgだが、日本高血圧学会のガイドラインでは130mmHg未満が「正常高値」の上限。つまり平均値がすでに「要注意ゾーン」に近い位置にある。「みんなと同じだから大丈夫」は血圧には通用しない、というのが実態だ。
Q. 上の血圧と下の血圧、どちらを気にすればいい?
どちらも重要だが、リスク評価では収縮期(上の血圧)の方が強い予測因子とされている。特に50代以降は上の血圧が動脈硬化の進み具合をよく反映する。ただ、若い年代では下の血圧が高い「拡張期高血圧」も見られるので、両方セットで確認する習慣の方が確実だ。
Q. Dランクの血圧を下げるには何から始めればいい?
薬を飲む前にできることが意外と多い。まず「計測する習慣」がないと何も変わらない、というのが実態だったりする。朝起きてすぐと就寝前の2回、同じ条件で測る。次のステップは減塩(1日6g未満が目標)と、週3回30分の有酸素運動。この2つだけで5〜10mmHgの改善が出るケースはかなりある。健康管理アプリで記録をつけると、食事と血圧の相関が見えてきて続けやすくなる。
