東京と地方、同じ「一人暮らし」でも居住面積が倍近く違うことがある。これ、知ってて感覚がずれてる人がけっこう多いんじゃないかと思う。
総務省の令和5年 住宅・土地統計調査によると、日本の専用住宅の平均居住面積は94.4㎡。ただこの数字、地域ごとに相当バラつきがある。
日本人世帯の居住面積、実際どう分布してるか
| 居住面積 | 世帯の割合(目安) |
|---|---|
| 50㎡未満 | 約20% |
| 50〜75㎡未満 | 約18% |
| 75〜100㎡未満 | 約18% |
| 100〜125㎡未満 | 約14% |
| 125〜150㎡未満 | 約10% |
| 150㎡以上 | 約20% |
令和5年の調査だから比較的新しいデータではある。ただ正直、この表を見てまず思ったのは「50㎡未満が2割もいるのか」という点だったりする。ワンルームや1DKで暮らしてる世帯が、決してマイノリティじゃない。一方で150㎡以上も2割いて、分布がかなり両端に引っ張られる形になってる。94.4㎡という平均は、実態としては「そこまで多数派の数字じゃない」かもしれない。
面積を生活感に置き換えると、94㎡は3LDKの広めの間取りとか、戸建てのごく標準的なサイズくらいになる。手狭すぎず、贅沢すぎず。ただ都市部の賃貸で94㎡というと、家賃がとたんに話が変わってくる。同じ数字でも「余裕を感じるか」は、住む場所によって全然違う。
あ、話がずれたけど、地域差の話に戻る。
地域によって「普通の家」がここまで変わる
| 地域 | 平均的な居住面積(目安) |
|---|---|
| 富山・福井・秋田(広い圏) | 140〜160㎡前後 |
| 全国平均 | 94.4㎡ |
| 東京都 | 65〜70㎡前後 |
| 大阪府 | 75〜80㎡前後 |
この差は、単純に「地方は広くて都市は狭い」というだけじゃない。地価と賃貸需給の構造的な問題がある。東京では同じ家賃で確保できる面積が地方の半分以下になることも多い。収入が高くても広い家に住めない、という逆転現象が東京では普通に起きてる。
ライフステージという意味でも、持ち家か賃貸か・独身か家族持ちか・都市圏か地方かで居住面積はかなり変わる。結婚・子育てのタイミングで家を広くするのが一般的なパターンだけど、首都圏ではそれが難しくて「狭いまま子育て」というケースも珍しくない。この統計に「世帯の構成」や「持ち家率」を重ねると、もう少し複雑な絵が見えてくる。
自分の家、全国で何ランク?
診断では10段階でランク分けしてる。SR以上に入れるのは上位20%くらいで、URやLEGENDはもうほぼ「邸宅持ちの話」になってくる。意外なのは、「うちって普通くらいかな」と思ってた人がNよりCやDに落ちるパターンが多いこと。都市圏に住んでるとその感覚がずれやすい。自分の数字を入れると、けっこう見方が変わる。
数字を入れると一瞬で出るから、試してみるといい。
🎯 日本人世帯の居住面積ランク診断
居住面積を入力してください
このランク名、なんか人に見せたくなるやつじゃないかと思う。
診断したら次の一手
Dランク以下だったとして、それが「今の家でどうにかする」話か「次の家を考える」話かは、状況によって全然違う。
まず整理しておきたいのは、面積不足の原因が「家賃予算の問題」か「そのエリアの相場の問題」かということ。同じ東京でも、都心を少し外れると同じ予算で10〜20㎡広い物件が見つかることはわりとある。
引っ越しを検討するなら、「今と同じ家賃で広さをどこまで確保できるか」を複数エリアで比較してみるのが現実的な一手になる。今住んでるエリアの相場に慣れすぎて、選択肢を狭めてしまってるケースが意外と多かったりする。
SRランク以上なら、次の論点は「広さより快適性」になってくる。断熱・採光・収納設計など、面積だけでは測れない部分に目を向けると住環境の質がもう一段上がる。
よくある質問
Q. 居住面積の平均94.4㎡って、持ち家と賃貸で違う?
かなり違う。この94.4㎡という数字は専用住宅全体の平均で、持ち家と賃貸を合算した値になってる。持ち家(一戸建て)だと120〜130㎡前後が多く、賃貸だと50〜60㎡台が中心という実態がある。つまり「平均94㎡」は、持ち家世帯の広さに引っ張られて高めに出てる部分があって、賃貸暮らしの人にはあまり等身大の数字じゃないかもしれない。
Q. 居住面積と「住み心地」は比例する?
直接は比例しない、というのが正直な感覚だったりする。同じ70㎡でも、収納設計や採光・天井高によって体感の広さがかなり変わる。逆に100㎡超えでも間取りが悪いと「なんか狭い」ということはある。面積は一つの指標だけど、生活の快適さはレイアウトや建物の質にかなり左右される。
Q. Dランクの居住面積から広い家に移るには何から始めればいい?
まず「今の予算で何ができるか」を隣のエリアや沿線を変えて調べてみるのが一番早い。同じ家賃・ローン額でも、エリアを少し動かすだけで広さが変わることはけっこうある。SUUMOやHOME’Sで「現在の家賃±0円・広さ+15㎡」で周辺エリアを検索するだけで、選択肢が見えやすくなる。引っ越すかどうかより先に、「選択肢があるかどうか確認する」だけでも動き出せる。
