以下が拡充した本文です。
日本人のSNS平均利用時間、1時間くらいかと思ってた。実際は全年代で46分らしい。でも20代だけで見ると80分を超えてくるあたりで、急に話が変わってくる。
国の統計を引くと、この数字はもう少し複雑な顔をしている。
日本人の1日のSNS利用時間はどのくらい?
総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2022年度)によると、SNS平均利用時間(行為者ベース・平日)は全年代で約41分。週全体に均すと46分前後の数字になる。
| 利用時間 | 全年代 | 20代 |
|---|---|---|
| 30分未満 | 約44% | 約22% |
| 30〜60分 | 約23% | 約20% |
| 1〜2時間 | 約19% | 約28% |
| 2時間超 | 約14% | 約30% |
20代の約3割が「1日2時間超」のゾーンに入っている。起きてる時間の1割以上をSNSに使っている計算で、これを知ったときちょっとしんどかった。
「行為者平均」というのは、SNSを実際に使っている人の中だけで計算した数字だ。スマホを日常的に使わないシニア層や、アカウント自体を持っていない人を除外してこの数字なので、全員込みで計算すればもっと低くなる。「46分って少なすぎない?」と感じた人の感覚は、そんなにズレてない。
年代別で見ると、46分という数字の意味が変わる
全年代平均の46分という数字、これを年代別に分解すると話が全然違ってくる。
総務省調査では10代・20代のSNS利用時間が突出していて、その2世代だけで全体平均を大きく押し上げている構図になっている。50代・60代は行為者でもせいぜい20〜30分台に収まることが多く、利用しない層も多い。結果として全年代平均が「ちょうど中間」のような印象になっているが、実態は「若年層が引き上げた数字」と見た方が正確だ。
年代ごとの傾向をざっくり整理すると:
- 10代・20代:SNSが生活インフラ化しており、1日60〜80分以上が珍しくない
- 30代:仕事・育児が増える分、利用時間が20代より落ちる傾向がある。ただし情報収集目的の使い方に切り替わり、質は変わる
- 40代以上:利用者数自体は増えているが、1回あたりの滞在時間は短め。ニュースチェックやコミュニティ参加が目的になりやすい
40代以上の利用者数が増加傾向にあるのが近年の実態で、かつて「SNSは若者のもの」だった時代とは空気感が違っている。
使っているSNSの種類でも、時間の使い方はかなり変わる
「SNS利用時間」と一口に言っても、何を使っているかで話が全く変わる。
X(旧Twitter)はタイムライン消費型で、気づいたら30分経ってるパターンが多い。短文・画像・動画が次々と流れてくる設計なので、スクロールが止まりにくい構造になっている。これが「開いたつもりがない、でも時間が消えた」感覚の正体だったりする。
InstagramやTikTokはリール・ショート動画がメインになってからさらに消費性が高くなった。1本15秒〜1分の動画が連続再生されるアルゴリズムは、「やめる判断を先送りにさせる」構造を持っている。SNS事業者はこれを「エンゲージメント最大化」と呼んでいるが、ユーザー側から見ると「気持ちよく時間を失う」体験になる。
LINEはSNSの中では別枠で、コミュニケーション目的がメインだ。通知返信の積み重ねが利用時間に含まれることもあり、「SNSが長い」感覚がなくても意外と使っている層も多い。
「自分は平均くらい」だと思っていた人が意外なランクに着地する
ここが面白いところで、「自分はそこそこSNS見てる方かな」と感じている人が診断すると、「たまにしか開かない」ランクに収まるパターンがわりとある。SNSを開く頻度と、実際に費やしている時間って、体感と数字でけっこうズレがあったりする。
この記事では10段階でランクを分けてるんだけど、上位の「SNSが本業の人」や「フォロワーが財産」に入れるのは上位10〜15%くらいの話。1日2時間前後がその境界線に近い。意外なのは、「自分はRかSRくらいだろ」と思っていた人が「たまにしか開かない」Cランクに落ちるパターンが多いこと。SNSの利用時間、体感より実態が低い場合がわりとある。
SNS時間が気になった人は、睡眠の平均時間ランク診断も見てみるといい。SNSと睡眠は意外と連動してたりする。あ、話がずれた。実際に数字を入れてみると、思ってた自分の位置がけっこう変わる。
🎯 日本人全体の1日のSNS利用時間ランク診断
1日のSNS利用時間を入力してください
このランク名、なんか友達に見せたくなるやつだと思う。
上位ランクが出た人が「次に気になる」数字
LEGEND・UR・SSRあたりのランクが出た人、もう少しだけ数字を追いかけてみる価値がある。
1日2時間のSNS利用が年間に積み上がると、730時間になる。これは1日8時間換算で約91日分、つまり3ヶ月分に近い時間量だ。「スマホを見ている自分」を俯瞰するための数字として、これは意外と効く。
別に「やめろ」という話ではなく、使い方の内訳を少し整理してみると話が変わってくるかもしれないという話だ。同じ2時間でも「コミュニティで能動的に発信している」と「ただタイムラインを流し見している」では、その時間から得ているものがかなり違う。
上位ランクの人が全員「SNS依存」なわけじゃない。インフルエンサーやクリエイター、マーケターとしてSNSを活用している人なら、2時間は「投資」になる。一方で「特に目的はないけど気づいたら2時間経ってた」が繰り返されているなら、それを一度意識化するだけで動きが変わったりする。
下位ランクが出た人が「実は気にしなくていい理由」
F・E・Dランクが出た人、SNSにほとんど時間を使っていない層になる。世間的には「SNS離れ」「デジタルデトックス」などが話題になるが、スタート地点がここなら別に何も変える必要はない。
ただ、ビジネスやキャリアの文脈で「SNSを使えない」ことが不利になるケースは確実に増えている。採用担当がXやLinkedInで候補者を調べることは一般的になったし、個人のブランディングをSNSで構築しているエンジニアや営業職が増えている文脈を無視するのは、少しもったいない可能性がある。
「SNSが苦手」と「SNSをうまく使えていない」は別の話で、どちらも前者なら問題ない。後者なら、目的を一つだけ決めて入り口を作る方法がある。
SNS時間が多めに出たら、次に何をする?
上位ランクが出た人、1日80分のSNS利用が続くとして、月に40時間以上その時間を使っている計算になる。「それでいい」ならそれでいい。ただ「何を見てたか覚えていない」時間が多いなら、同じスキマ時間を音声コンテンツに当てるだけで話が少し変わってくる可能性はある。
通勤の往復20分に聴くだけで、1ヶ月あたり数冊分くらいのインプットになる感覚がある。Audibleは月額1500円で聴き放題で、30日間の無料体験もある。「SNSをやめる」より「開くアプリを変える」だけで済むから、試してみる価値はある。
よくある質問
SNS利用時間の「平均46分」は全員の平均?
厳密には違う。これは「行為者平均」、つまりSNSを実際に利用している人の平均値で、総務省の2022年度調査に基づく数字だ。非利用者を含めた全体平均で計算すると、もう少し低くなる。実態としては、毎日SNSを開く習慣のある層の中での話と考えると感覚が合いやすい。「自分は46分より少ない」と思ったなら、実は多数派の側にいる。
SNSの利用時間が多いのはどんな層?
20代が突出していて、30〜40代になるにつれ下がっていく傾向がある。総務省の調査では、10代・20代のSNS利用時間が全年代の中でも群を抜いており、20代は全年代平均の約2倍近い水準になる。ライフスタイルの違いや可処分時間の多さが影響している。40代以上でも利用時間が増加傾向にあるのが近年の実態だったりする。
SNS利用時間を減らすには何をすればいい?
「やめる」より「代わりを作る」の方が続く。通勤・移動・ランチの待ち時間など、スマホを開くタイミングを別のコンテンツに置き換えるのが一番ラクだったりする。オーディオブックやポッドキャストは「聴くだけ」なので移動中でもそのまま使えて継続しやすい。Audibleあたりに登録しておくだけで、開くアプリが自然と変わってくる。まず1ヶ月試してみるといい。
スマホ利用時間とSNS利用時間、どっちが大きい?
当然スマホ利用時間の方が大きい。総務省調査ではスマホ全体の平均利用時間は1日3〜4時間台で、その中にSNS・動画・ゲーム・検索などが含まれている。SNSはスマホ利用の一部で、だいたい2〜3割程度を占めているイメージになる。スマホ全体の時間が気になる人はスマホ利用時間の診断記事も見てみると、自分の使い方の全体像が見えてくる。
