週の外食回数、3〜4回くらいが普通だと思ってた。でも総務省の家計調査を元に試算すると、日本人の平均は週2回前後という数字が出てくる。思ったより少ない——というのが、この数字の実態だったりする。
ただ、この数字は「誰まで含めるか」でだいぶ顔が変わってくる。
日本人の外食回数はどのくらい?
家計調査(2023年)によると、2人以上世帯の月間外食費は平均約19,000円。1回あたりの外食費を1,200円前後で試算すると、月15〜16回——週3〜4回が「外食してる側の人」のリアルなペースになる。
ただ、これは外食習慣がある世帯の話だ。高齢世帯や専業主婦・主夫がいる世帯は外食頻度がぐっと下がる。全体を平均すると週2回前後に落ち着くのは、そういう構造があるから。都市部の独身20〜30代だけで切り取ると、週3〜5回はわりと普通の数字だったりする。
| 週の外食回数 | 割合の目安 | 上位から |
|---|---|---|
| 週5回以上 | 約13% | 上位13% |
| 週3〜4回 | 約20% | 上位33% |
| 週2〜3回 | 約27% | 上位60% |
| 週1回程度 | 約25% | 上位85% |
| ほぼゼロ | 約15% | 下位15% |
※総務省 家計調査(2023年)の外食費データをもとにした試算
国の統計ってこういうところで体感と乖離するなと、正直思う。都市部でランチを週3〜4日外食して、週末に飲み会が1回あるだけで、もうそれだけで週4〜5回になる。それが全国平均の「週2回」に薄められると「自分はかなり外食してる方では?」という感覚が生まれてくる。その感覚、わりと正しかったりする。
週3回外食してれば上位3分の1に入れる?
あ、話がずれたけど、ここで面白いのが「上位3分の1の入口が、週3回から」という事実。外食が日常感覚な人は国民全体で見るとかなりの少数派で、診断でいう「週3外食がデフォ」のSRに入れるのは上位30%くらいのイメージになる。
「グルメ界の重鎮」のURに至っては上位10%の話になってくる。意外なのは、「自分はそこそこ外食してる方かな」と思っていた人がNやCに落ちるケースが多いこと。体感と統計の差が、ここで一番はっきり出る。
外食回数が気になった人は、食費全体の月平均についての記事も合わせて見てみるといい。外食費だけ追っていると生活コストの全体像がつかみにくいから。
実際に数字を入れてみると、思ってた自分の位置がけっこう変わる。
🎯 日本人の週の外食回数ランク診断
週の外食回数を入力してください
このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。
年代・属性で外食頻度はこんなに違う
「週2回が平均」という数字を見て、自分の体感と合わないと感じる人は多い。それは当然で、外食頻度は年代・世帯構成・居住地域で大きく変わるからだ。
20代独身・都市部の場合、外食は週4〜6回が珍しくない。自炊のコストと手間を考えると、コンビニや定食屋でさっと済ませる方が合理的という判断になりやすい。職場のランチを毎日外食にするだけで平日5回になる計算だ。
30代・共働き夫婦になると週3〜4回に落ち着くケースが多い。子どもがいない段階では外食の自由度が高い一方、住宅ローンや貯蓄を意識し始めて「毎日は出ない」という意識が出てくる。
40〜50代・子あり世帯は週1〜2回が現実的なラインになる。子どもの食の好みや学校のスケジュールに合わせる必要があり、「家族全員が外食」の機会は週末に限られるケースが多い。外食費の絶対額は大きくなりがちだが、1人あたりの外食回数は下がる。
高齢者世帯は週1回以下が多数派だ。健康管理・塩分制限・食べ慣れた料理への嗜好といった理由が重なって、外食頻度が低い傾向が強い。この層が全国平均を引き下げる主因になっている。
つまり「週2回が平均」という数字は、幅広い世代・世帯をすべて混ぜた結果として出てくる数字だ。自分の属性グループの中での位置を把握する方が、実態に近い比較ができる。
外食費で見ると、また別の顔が見えてくる
回数だけでなく、1回あたりの単価にも注目すると話が変わってくる。
週3回外食していても、毎回が500円のランチと毎回が3,000円のディナーでは月の外食費が6倍近く変わる。外食回数が少ない人でも、特別な日に高単価の店に行く習慣があれば外食費は意外と高くなる。
総務省 家計調査の外食費データを分解すると、外食費の上位20%の世帯は月5万円以上を外食に使っているという試算が出てくる。1人暮らしで月5万円を外食に使うということは、毎日1,700円分の外食をしている計算だ。
逆に、外食費が月5,000円以下の世帯も全体の15〜20%程度いる。これは月4回程度、つまり週1回未満のペース。「外食はほぼしない」という人たちの層だ。
外食回数と外食費のどちらで自分を測るかによって、位置づけが変わってくる場面がある。食費全体のバランスを把握したい場合は、外食費の金額の方が実態に近い指標になることが多い。
「外食してる側」にいることの意外なメリット
外食頻度を気にする視点は、食費節約の観点から語られることが多い。でも外食回数が多い人には、別の側面もある。
飲食店への情報感度が高くなるというのが、その代表例だ。新しい店への抵抗感が低く、「試してみよう」という行動が習慣化されている。これはビジネスや人間関係でも応用が効く動き方だったりする。週3〜4回外食している人は、月12〜16の「新しい選択」を無意識にしている計算になる。
飲食の相場感覚が身につくという効果もある。「この値段でこのクオリティ」という感覚は、実際に外食を繰り返さないとなかなか鍛えられない。接待や友人との外食で「いい店を選ぶ力」は、経験の積み重ねからしか生まれない。
ただし上位13%の「週5回以上」の層は、食費が生活費全体を圧迫するリスクがある。月収30万円で外食費だけで5〜6万円になると、貯蓄に回せる額がかなり絞られる。回数ではなく単価のコントロールで、外食の質を維持しながらコストを下げるという発想が有効になってくる。
診断結果の次の一手
「外食ってなに民」のEランク、「自炊がデフォの人」のDランクだったとして、それは今の生活リズムの話でしかない。
外食頻度が低い人に話を聞くと、「行きたい店が思い浮かばない」「とっさに候補が出てこない」という理由が多かったりする。つまり「外食したくない」じゃなくて、「外食への導線がない」だけのケースがわりとある。ホットペッパーグルメで自分のエリアを眺めて、気になる店を1〜2軒決めておくだけで、次に「外食しようかな」という気持ちになったときすぐ動ける。まず候補を作るところから始めるといい。
逆に上位ランクだった人は、外食費の月間合計を一度確認してみるといい。「気づいたら食費が5万超えてた」という状態は、外食回数が多い層では珍しくない。回数を減らさずに、1回あたりの単価を意識するだけで月の食費は大きく変わる。
よくある質問
外食回数の「平均2回」と「中央値」はどう違う?
平均は外食が多い人の影響を受けて引き上げられやすい。中央値はおそらく週1〜2回の層が中央付近にいて、平均よりやや低めになる。総務省 家計調査(2023年)では回数の中央値は公表されていないが、外食費の分布を見ると上位層が平均を押し上げている構造が読み取れる。「自分は週1回くらいかな」と思っている人は、おそらく中央値付近かそれより上にいる可能性が高い。
外食回数が多いと生活コストは上がるの?
傾向としては「上がる」というのが実態だ。自炊1食が500〜700円とすると、外食は1回1,000〜1,500円が相場なので、週5回以上が続くと月の食費は4〜5万円を超えてくる。ただ、週2〜3回程度なら家計への影響はそこまで大きくないし、時間やストレスのコストも含めると外食の方が合理的なケースもわりとある。週何回から生活に影響が出るかは、収入と月の固定費のバランス次第だ。
外食回数を増やしたいけど、何から始めればいい?
「行ってみたい店リスト」を作るのが、意外と効く。外食頻度が低い人の多くは「行こうと思ったときに候補が出てこない」という状態になっていることが多い。ホットペッパーグルメで自分のエリアを検索して、気になる店を1〜2軒ブックマークしておくだけで外食のハードルがぐっと下がる。週1回の人が週2回になる変化は、そんなに大きな話じゃない。
