スキルアップに使った金額、今月いくらだったか。

パッと答えられる人がどれだけいるか、というのが正直気になる。実は「学んでる意識はあるけど、お金は使ってない」という社会人が思ったより多い——これがデータを見たときの最初の感想だったりする。

統計を見ると、そのあたりの実態が少しリアルになる。

社会人の月間自己投資額、実際どれくらい?

パーソル総合研究所が2023年に行った「社会人の学びに関する調査」によると、社会人の月間自己投資額の平均は約2,700円という数字が出ている。ただ、この「平均」がかなりくせ者で、大半の人が0円で、一部の人が数万円使っているという分布になっている。中央値で見ると、実は0円に近い。

要するに、「学んでいない人がとにかく多い」というのが実態だったりする。

月間自己投資額社会人全体の割合
0円(投資なし)約46%
1〜5,000円約18%
5,001〜10,000円約14%
10,001〜30,000円約13%
30,001円以上約9%

(出典:パーソル総合研究所 社会人の学びに関する調査 2023年)

グラフで見ると、0円のピークが飛び抜けていて、そこから急激に落ちていく形になる。上位10%への壁がびっくりするくらい急勾配だったりする。

なぜこうなるか、という話なんだけど——働きながら学ぶコストは「お金」だけじゃなくて「時間」と「意思決定の負荷」でもある。仕事が終わってから何かに申し込む、という行動のハードルが想像以上に高くて、結果として「来月からにしよう」が積み重なっていく。これが0円の多さに直結しているんじゃないか、という気がしている。

「意外と上位」か「思ったよりやってない」か

この数字を見たとき、正直ちょっとしんどかった。自分では「なんとなく学んでる」つもりでいても、お金として出ていなければカウントされない。Youtubeで動画を見るのは学習ではあるけど、投資には含まれない——そういう現実がある。

あ、話がずれたけど、面白いのはここから。月に5,000円でも使っていれば、もう上位36%に入れる計算になる。1万円を超えると上位22%。「意外と俺、悪くないかも」という感覚か、「え、俺ここまで来てなかったの」という感覚か、どちらかが来るはず。

診断では10段階に分けてるんだけど、SRに入れるのは上位20%くらいだったりする。LEGENDはもう別次元の話。意外なのは、「毎日アプリで英語やってる」と思ってた人がCかDに落ちるパターンが多いこと——お金ベースで見ると、実態がかなり違って見えてくる。

自分がどのランクに出るか、数字を入れると一瞬でわかる。

🎯 社会人の月間自己投資額ランク診断

月間自己投資額を入力してください

このランク名、なんか人に見せたくなるやつじゃないかと思う。

診断したなら、次の一手を考えてみるといい

Dランク以下だったとして、それは「お金を使ってない」という事実でしかない。やる気がないわけじゃないし、能力が低いわけでもない。ただ、「仕組み」がないだけだったりする。

月に3,000円から始める、という感覚でいい。Kindleで技術書を1冊、Udemyのセール時に1講座——それだけで来月の数字は変わる。NランクからRに上がる距離は、月5,000円の継続で十分に見えてくる。

SRやUR以上だったなら、次は「何に使うか」の質の話になる。資格取得、コーチング、英会話——投資先を明確にしないままお金を使い続けると、散漫になりやすい。「これに月○万円使う」と決めているかどうかで、1年後の積み上がり方がかなり変わってくる。


よくある質問

Q. 平均2,700円と中央値0円、どちらを目標にすればいい?

平均はごく一部の高額投資者に引き上げられているので、実態感としては中央値の方が現実に近い気がする。「平均を超えること」を目標にするなら月3,000円が最初のラインになる。統計上はそれだけで上位半数に入れる。まず「何かにお金を使う習慣を作る」が最初のステップだと思う。

Q. 自己投資は「額」より「中身」が重要では?

それは本当にそう、と思いつつ——額がゼロだと中身も生まれにくい、というのが実態だったりする。無料コンテンツは質のばらつきが大きく、「学んだ気になって終わる」リスクが高い。お金を払うと、完了させる動機が生まれる。少額でもいいので、何かにお金を出す体験が最初の突破口になることが多い。

Q. CランクからRランクに上げるには何から始めればいい?

「来月こそは」を脱出するには、先に申し込んでしまうのが一番早い。後払いで買うより、先に払って強制力を作る方が続きやすい。UdemyやCourseraは月数千円で始められるものが多く、まず1講座完走することで「投資する習慣」が体に入ってくる。スキルの種類を絞って、1つのプラットフォームに集中するのが散漫にならないコツだと思う。

関連記事