日本の単身者が家賃に払ってる金額、全国平均で5.6万円らしい。東京住みの人からすると「え、そんなに安いの?」となるし、地方住みは「いや、けっこう高くない?」と感じるはずで——どっちの反応も正しいというのが、この数字の一番厄介なところだったりする。

単身者の家賃分布、どうなってる?

総務省の家計調査(2023年)によると、単身勤労者世帯の月間家賃・地代は平均5.6万円前後。ただ、これは全国を一括りにした結果だから、地方の格安物件も都市圏の高額物件もまとめて割り算した値だ。

家賃帯(月額)単身世帯の割合(目安)累計
2万円未満約5%下位5%
2〜3万円約8%下位13%
3〜4万円約15%下位28%
4〜5万円約20%下位48%
5〜6万円約18%下位66%
6〜8万円約17%下位83%
8〜10万円約10%下位93%
10万円以上約7%上位7%

この分布を見て気づくのが、5万円以下に全体の約半数(48%)が収まってるということ。平均は5.6万円なのに、中央値はもう少し低い。「極端に高い家賃を払ってる人」が全体の平均を上に引っ張ってるから、こういうことが起きる。上位7%が10万円以上を払ってて、その層が数字を相当押し上げてる。

この乖離が生まれる理由は、ほぼ地域格差だけで説明できる。東京23区の1Kワンルームは2024年時点で平均7〜9万円台が相場で、5万円台の物件は築30年超か徒歩15分以上の物件がほとんど。一方、地方の中核都市や郊外エリアだと、同じ5万円で築浅・駅近・1LDKが普通に借りられることが多い。つまり「平均5.6万円」という数字は、都市部の高家賃と地方の低家賃が混ざって出てきた結果にすぎなくて、同じランクに入っても暮らしの質はまるで違う。

「平均より高い家賃」は本当に損なのか

正直、「家賃が高い=無駄遣い」という図式は半分しか合ってない。

あ、話がずれたけど——通勤時間の話をさらっとしておくと、都心の部屋を借りて毎日の通勤が往復1時間短くなるとする。1ヶ月で40〜50時間浮く計算になる。この時間コストを家賃の差額と比べると、高い部屋の方がトータルでコスパいい、というケースは意外と多い。家賃だけで判断すると、実態を見誤ることがある。

この記事では家賃を10段階でランク分けしてる。UR以上(上位10%以内)に入れるのは、都市部でも相当絞られる層の話。面白いのは、「自分は節約してるから低ランクだろう」と思いながら試した人が、地方の相場基準でNやRに収まるケースが多いこと。全国平均と自分の家賃を比べると、思ってたのと違う場所に立ってたりする。

全国の単身者と比べて、自分は何位?

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診断後、次は何をする?

Dランク以下に出た人は、今の家賃が安いのが「意図した節約」なのか「他に選択肢がなかった」のかを一度だけ整理してみるといい。後者なら、収入が上がるタイミングで住み替えを視野に入れておく価値がある。今すぐ動かなくていい。ただ、「引っ越せるなら引っ越したい」という気持ちがあるなら、まず今の周辺相場を知るだけで選択肢の見え方が変わる。

C〜Nランクは現状維持でも悪くないけど、更新のタイミングが近いなら一度だけ相場をチェックしてみるといい。同じ予算で今より条件のいい物件が出てることは、思ったよりある。

SR以上に出た人は、家賃より収入の安定・底上げが次の焦点になってくる。高い家賃を払い続けるには、それを支える収入が前提になるから。副業・転職・昇給のどれかで収入側を固めておくことが、この先の暮らしの安定につながる。今のうちに市場価値を把握しておくのは、SR以上の人にとって一番リターンが大きい一手だと思う。

よくある質問

Q. 単身者の平均家賃、どのデータが信頼できる?

総務省の家計調査がもっとも広く参照されるデータで、2023年調査では単身勤労者世帯の月間家賃・地代は平均5.6万円前後。ただし持ち家の単身者(家賃ゼロ)は対象外だから、全単身者の実態とは少し異なる。体感的には、都市部に住んでる人ほど「もっと高いはず」と感じるのが自然だと思う。

Q. 家賃が平均以下なら節約できてる?

単純に「安い=節約上手」とは言い切れない。家賃を2万円下げても、通勤費が月1万円増えたり、毎日余分に時間がかかる場合、差し引きで本当に得してるかは怪しくなる。家賃だけ切り取って評価すると、実態とずれた判断になりやすい。生活コスト全体で見た方がリアルだと思う。

Q. 家賃8万円以上の人は上位何%くらい?

全国の単身世帯の中で、家賃8万円以上は上位15〜17%くらいの話になる。10万円を超えると上位7〜8%で、都市圏では「普通」に感じても全国基準だとかなりの少数派。「自分、わりと高いとこ住んでるな」という感覚は、全国で見ると実際そうだったりする。

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