30代前半の積立額と後半の積立額、同じ「30代」でここまで差があるとは正直思ってなかった。子どもの有無、住宅ローンの有無で、同じ年収でも月の投資余力が3〜5万円は変わってくるのが実態だったりする。
数字で見ると、もう少しだけ解像度が上がる。
30代の月間積立投資額、実際いくら?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2023年」によると、30代で何らかの積立投資をしている人の月間平均額はおよそ3〜4万円台。ただしこれ、「積立している人だけ」の平均なので、積立ゼロの人を含めると一気に数字が下がる。
投資していない30代は全体の約5割近くいる、というのが現実で、「みんな積み立ててる」という感覚は若干バイアスがかかってる気がする。
| 月間積立額 | 30代の割合(目安) |
|---|---|
| 積立なし | 約45% |
| 1万円未満 | 約10% |
| 1〜3万円 | 約20% |
| 3〜5万円 | 約12% |
| 5〜10万円 | 約8% |
| 10万円以上 | 約5% |
月3〜5万円やれてる人は、実は上位20%圏内に近い。そう思うと「自分全然できてない」という感覚、少し変わってこない?
このデータが示すリアル
平均3.8万円という数字、税引き前の手取りに換算して考えると「月収の1割くらい」になるケースが多い。ただ、住宅ローンを抱えた30代後半の世帯でこれをキープするのはわりとしんどくて、30代前半の独身か共働きの人が数字を引き上げてるのが実態だと思う。
あ、話がずれたけど、要は「30代の平均」という括りには、かなり異質な層が混在してるってことで、自分の状況と単純に比べても意味が薄かったりする。
子あり・住宅ローンありで、こんなに変わる
30代の積立額を左右する最大の変数は、住宅コストと子育てコストの有無だったりする。
| 状況 | 月間積立の現実感 |
|---|---|
| 独身・賃貸 | 3〜8万円のレンジが多い |
| 共働き・子なし | 5〜10万円が現実的な上限 |
| 子あり・片働き | 1〜3万円でも十分やれてる方 |
| 住宅ローン+子あり | 1万円未満もザラ |
子どもが生まれた年に積立額を一時的に下げた、というパターンは統計上も多く見られる。30代後半で積立を止めた・減らしたとしても、それがライフステージ的に正直な判断だったりするので、「減ったから負け」という見方はちょっと違う気がする。
自分のランクを確認してみる
この記事の診断では月間積立額を10段階に分けてる。「iDeCoとNISAを両方フル活用」レベルのSSRに入れるのは上位15%くらいで、意外なのは「毎月コツコツが習慣の人」と思ってた層がCかDに落ちるパターンが結構あること。NISAを開設しただけで積立設定をしていない、という「口座に入れたまま動かしてない」タイプが思ったよりいる。
自分がどこに位置するか、数字を入れると一瞬でわかる。
🎯 30代の月間積立投資額ランク診断
月間積立投資額を入力してください
このランク名、なんか人に言いたくなるやつじゃないかと思う。
診断したら、次の一手を考えてみるといい
Dランク以下だったとして、それは「投資していない」という事実の確認でしかない。月1万円でも仕組みを作るか作らないかで、10年後に差が出てくる。
先取り設定が一番続く。毎月余ったら積み立てるスタイルは、余らなくて終わる。NISAの積立設定を月5000円から始めるだけで、意識しなくても積み上がる仕組みができる。SBI証券や楽天証券は口座開設が無料で、積立の最低額も100円からだったりする。
Nランクやそのあたりなら、今の積立額をiDeCoで一部節税に回せるかどうかを確認してみるといい。掛金が全額所得控除になるので、実質的なコストが下がる。
SR以上なら、次は積立額より運用効率の話になる。NISAとiDeCoを両方使えてるかどうか、それとも片方だけかで5年後の差がけっこう出てくる。
よくある質問
Q. 30代の月間積立投資額の平均と中央値、どちらを参考にすればいい?
中央値の方が実態に近い、というのが正直な感覚だったりする。平均は高額投資者に引っ張られやすく、30代全体の中央値は月1〜2万円台に収まることが多い。金融広報中央委員会の2023年調査では、二人以上世帯で積立をしている層の中央値はおよそ2万円前後。「自分の位置」を測るなら中央値の方が地に足がついてる。
Q. 積立NISAとiDeCo、30代ならどちらを優先すればいい?
積立NISAから始めるのが現実的だと思う。引き出しの柔軟性がある分、子育てや住宅購入といった30代特有の支出変動に対応しやすい。iDeCoは節税効果が高い反面、60歳まで引き出せないので、生活防衛資金が整ってから乗り換える、という順番が多数派だったりする。収入と固定費のバランスを見ながら判断するのが現実的。
Q. DランクからNランクに積立額を上げるには何から始めればいい?
自動積立の設定を先にやってしまうのが一番早い。「余ったら積む」は続かない、これは実態としてほぼ例外がない。証券口座で積立設定を月5000円から入れておくだけで、翌月から強制的に積み上がる仕組みができる。SBI証券や楽天証券なら口座開設・積立設定が無料でできて、後から金額変更も自由なので、まず試してみる価値はある。
